あなたを壊す前に|モラハラ夫との戦いに終止符を打つ方法

「また無視された」「あんな言い方、普通する?」毎日の生活の中で、何気ない言葉や態度に傷つき、自分を責めてしまう…。しかし、心のどこかでは「どうして私ばかり我慢しなければいけないの!」と思っていませんか?

本記事では、「モラハラ夫に仕返ししたい!自分の尊厳を取り戻したい」そんな思いを抱える女性のために、モラハラ夫との戦いに終止符を打つ方法を解説します。

「離婚か修復かまだわからない」それでもあなた自身が壊れる前に、自分の軸を取り戻すためにできることはあります。

目次

モラハラ夫という言葉は、ドラマや漫画でも耳にする機会が多いでしょう。しかし、実際にどのような人がモラハラに該当するのか、自分の夫がモラハラなのかどうか、その基準は曖昧なものです。

ここでは、モラハラの定義や特徴を具体例とともに解説します。

モラルハラスメント(モラハラ)は、言葉や態度による精神的な暴力のことです。物理的暴力はなくても、繰り返される冷たい態度や皮肉、人格否定により、被害者の心をじわじわと蝕みます。

モラハラ夫が行う精神的な暴力は、以下のようなものです。

  • 「そんなこともできないの?」
  • 「俺がいなきゃ何もできないくせに」
  • 「誰が養ってやってると思ってるんだ」
  • 「お前のためを思って言ってるんだ」と圧をかける
  • 「○○さんの奥さんはもっとできてるのに」と比較する
アフ子

モラハラ夫は威圧的な言葉で妻を支配し、人格否定をしてきます。

第三者と比較することで尊厳を傷つけてきます。自信を奪ったり、自分の方が上だということを証明するために、妻の行為になんでも文句をつけ、見下したりします。

モラハラ夫は、自分が主導権を握るための行動をとるのが特徴的です。

気に入らないことがあれば無視を決め込み、妻が折れるの待ち、罪悪感を植え付けることもあるでしょう。人によっては、経済面をコントロールするためにパートに出ることを反対したり、お金を渡さなかったりすることも。

アフ男

思い当たることがあれば、あなたの夫はモラハラ夫に該当します

モラハラ夫の多くは、外では礼儀正しく社交的です。そのため、妻が被害を訴えても「まさか、あの人が?」と信じてもらえず、被害者が孤立しやすくなります。

アフ子

私がもっと頑張ればいいだけなのかも・・・

このように思わせるのも、モラハラ夫の手口です。誰にも頼れない状況を作ることで、妻を支配下に置きやすい状態を作っています。

また、モラハラ夫は「他人に良く見られたい」という思いが強く、外では必要以上に自分をよく見せています。その反動から、家庭内では家族を支配して安心感を得ようと考えるのです。

アフ男

外面の良さに騙されないで!二面性は典型的なモラハラパターンです

モラハラの標的となる女性は「気が弱い人」とは限りません。実はモラハラにあう女性のタイプは様々です。

モラハラにあう女性の特徴
  • 気が強くて正論を言う女性
  • 優しくて相手を思いやりすぎる女性
  • 責任感が強く、何事も真面目に受け止める女性
  • 自己肯定感が低い女性
  • なんでも一人で抱え込む女性

このようなタイプの女性は、「自分が悪い。自分がなんとかすればいい」と思い込みやすいタイプです。モラハラ夫からは、支配しがいがあると思われるでしょう。

アフ子

反対に、感情表現がはっきりしていて、周囲に相談できる人は避けられます!

真面目で繊細で、頑張りすぎてしまう人は、その優しさにつけ込まれてしまいます。自分を責めせずに、自分の本音・感情を取り戻すことが大切です。

「相手に仕返しをしたい!」と思っても、「そんなことしてもいいの?」と悩んでしまう人は多いでしょう。ここでは、モラハラ夫に仕返ししたい気持ちや、仕返しの意味について解説します。

長年モラハラ夫からの支配に耐えてきたあなたが、「仕返ししたい」と思うのは自然な感情です。優しいあなただから、「復讐心を抱いていいのだろうか?」という気持ちになっているかもしれません。

しかし、その感情は「自分を守りたい」という心の叫びです。

アフ子

自分の本音を取り戻せた証拠ですよ!

モラハラ夫への仕返しは、怒鳴り返すことでも傷つけることでもありません。本当の仕返しは、「もう振り回されない私になること」です。つまり、心の主導権を取り戻すことです。

仕返しするための方法
  • 相手に感情をかき乱されない冷静さを身につける
  • 支配されない自分軸を取り戻す
  • 自立に向けた小さな一歩を積み重ねる

モラハラ夫が「支配するのが難しい」と感じる女性になることが、本当の意味での仕返しになります。

ここからは、実際にモラハラ夫に効果的な仕返し方法を4つご紹介します。一人の女性として自立した楽しい人生を取り戻すために、これから紹介する方法を試してみてください。

モラハラ夫から「離れたくても離れられない」理由のひとつは、経済力ではないでしょうか。パートや資格取得など、小さくても自分の足で立てる土台があるだけで、精神的に強くなれます。

最近では事務代行やライティング業務など、在宅でも収入を得る方法があります。外に出るのが難しい状況でも、月1万稼ぐだけでも心のゆとりは生まれるでしょう。オンラインで取得できる資格勉強を並行して行えば、いざという時にも安心です。

アフ子

少額でもお金を稼ぐことが、自分の自信につながりますよ!

モラハラ夫の言動に感情的に反応すると、相手の思うツボです。相手は、自分の行いに対して反応を示す姿を見て喜んでいます。

例えば、無表情で静かに「それ、私にとって不快です」と言うだけでも、効果は絶大。自分の行いに反応してもらえないと感じると、モラハラ夫は大人しくなるでしょう。

アフ子

冷静さこそ、最大の武器です!

モラハラは家庭内で起きる精神的暴力のため、証明するのが難しいものです。そのため、日々の夫の言動を記録すると有利に立てます。

  • LINEのスクショ
  • モラハラ発言を日付付きでメモ
  • モラハラ発言の録音

これらを証拠として集めておくと、自分を守る備えになります。 離婚するしないに関わらず、自分の味方を作る時にも役立つでしょう。

モラハラ夫は、妻を自分の支配下に置くことに喜びを感じます。だからこそ、私生活を充実させて毎日楽しそうに過ごすことが、モラハラ夫への仕返しになります。

私生活を充実させる方法
  • 趣味を楽しむ
  • 友人との時間を満喫する
  • 一人カフェを楽しむ

どんなことでも「自分だけの楽しい時間」を増やすことで、相手に依存しない心が育ちます。自分一人でも楽しめる、自分だけの時間を取り戻すことで、自分の本音を取り戻せるでしょう。

アフ子

夫の反応を気にせずに、自分の人生を謳歌しましょう!

実際にモラハラ夫を黙らせるための対処法を紹介します。モラハラ夫のペースに巻き込まれないようにすれば、相手が何をしてきてもあなたはあなたのままでいられます。

モラハラ発言を受けたら、相手にその発言を返してみましょう。

例えば「今の言い方、あなた自身はどう思う?」と冷静に問いかけてみてください。モラハラ夫は、自分の発言が相手をどのような気持ちにさせるのか理解していません。

自分の言動を客観視させることで、モラハラ発言を無力化できます。

アフ子

冷静に問いかけることで、相手に自分を顧みる時間を与えられます!

日々の発言を記録するだけで、被害を見える化でき、自信が持てます。

ただし、記録に気づかれてしまうと相手が逆上する可能性があります。こっそりと残し、「あなたの会話全部残してるから」と伝えるだけでも抑止力になるかもしれません。

アフ男

特に、記録を誰かと共有していると伝えるのが効果的!

モラハラ夫の感情に巻き込まれないようにするためには、境界線を引くことが大切です。相手が「お前のせいだ!」「お前の出来が悪いからだ!」と怒鳴りつけてきても「これは私のせいじゃない」と考えて下さい。

心の中で唱えるだけでも、支配の呪縛から一歩抜け出せます。すぐには難しくても、境界線を引く意識を持つだけでも支配から逃れる道へつながります。

すでにモラハラ夫の支配により、あなた自身が壊れそうと感じているのであれば、これからのことを考える必要があります。これはあなたを守るための道です。

すぐに結論を出す必要はありません。まずは、今の状況から離れることを最優先にしましょう。

避難場所
  • 実家に一時避難する
  • カウンセリングを受ける
  • 女性相談窓口を活用する

まずは、あなたの心身を回復させるために、避難場所を活用してください。誰かのサポートを得ることで、自分自身を取り戻し、冷静な判断ができるようになります。

離婚するかどうかを考えるのは、その後でも問題ありません。

モラハラ夫から離れられない理由の中には、「それでも夫を愛している」という人もいるでしょう。「優しかったあの頃に戻ってほしい」と考えるのであれば、これまでのモラハラを見せて「これがどういう影響を与えているか」を冷静に伝えることが大切です。

感情論では相手は動きません。相手に自分の行いを見せ、その後の対応を見るようにしましょう。

アフ男

第三者の協力を得ると効果的です。

あなたが壊れてしまう前に、自分の尊厳を取り戻すことが大切です。それは誰のためでもなく、あなた自身が「自分を大切にする」と決めることから始まります。

アフ子

自分主体で考えられるようになれば、未来のための選択ができます!

実際にモラハラ夫に耐えてきた女性の体験談を見ていきましょう。どのような行動をとってきたのか、どのように変われたのかを知ることで、道が開けていきます。

結婚して15年。夫は外では穏やかで人当たりの良い“いい人”でしたが、家ではまるで別人でした。何かあるたびに私を責め立て、「お前は何もできない」「俺の金で生活してるくせに」といった言葉が日常でした。

最初は「私が悪いのかも」と思い、何度も謝りました。でも、どんなに気を遣っても、どんなに頑張っても、夫の言動は変わらなかった。次第に私は、自分で物を選べない、判断できない、笑えない人間になっていきました。

しかし、ある日ふと「私は、言い返さなくても黙って耐えているだけじゃない」と気付き、行動に移しました。最初に始めたのは、夫の言葉をノートに書き留めることでした。

言い返せないからこそ、自分の気持ちをノートに書くことで、少しだけ冷静になり、記録をとっていくうちに、私は客観的に自分と夫を見られる目を持てるようになっていきました。

その後、地域の女性相談窓口に話を聞いてもらい、カウンセリングも受けました。少しずつですが、私は自分の感情を肯定できるようになり、「私は悪くなかったんだ」と思えるように。

結婚して25年、子どもも高校生と大学生になり、ようやく手が離れかけた頃。夫との関係は日に日にギスギスしていきました。些細なことで不機嫌になり、無視や舌打ち、嫌味のオンパレード。

ある日、私が泣きながら「そんな言い方しなくてもいいじゃない」と言うと、夫は冷たく言いました。「泣けば済むと思ってるのか。被害者ぶるな」この一言で、心がプツンと切れました。

私が最初にやったのは、夫の発言と私の気持ちをメモすること。日記アプリを使って、日時、言われた言葉、夫の表情、自分の反応を書き残しました。

その後、夫がまた私に冷たい言葉を投げつけたとき、私は静かにこう言いました。

「……ごめんね。でも、全部記録に残してるから」

その瞬間、夫の表情がピクリと変わりました。怒鳴ることもなく、いつものように引き下がらせようとすることもなく、明らかに戸惑いが見えたのです。

その日以来、夫は明らかに態度を変えました。以前のように無神経な暴言は減り、何か言いかけてやめるような場面も増えました。

仕事も忙しい中、夫はどんどん口調が強くなり、私の意見を無視したり、皮肉や見下すような言葉をぶつけてくるようになりました。

最初は夫の言葉に言い返していました。でも、言い返すと火に油を注ぐように怒り、「ヒステリック」「論点がズレてる」などと返され、余計に傷つくばかり。

ある日、「このままじゃ精神的に潰れる」と感じた私は、反撃をやめました。やり返すことより、自分を癒すことに目を向け、私は自分を守るために自分のケアを始める決意をしました。

最初はYouTubeで10分の初心者向けヨガ動画から。深く呼吸して、体の力を抜くこと。ただそれだけのことが、こんなにも心を軽くするのかと驚きました。

ヨガのあとは、なぜかイライラしづらくなりました。夫の嫌味にも、少しだけ冷静に受け止められる自分がいたんです。「反撃する必要なんてなかった」自分の軸を取り戻せば、それだけで相手との力関係は変わるんだと。

モラハラ夫の支配に耐え続けてきたあなたは、つらい気持ちから逃れるために解決策や対処法を探っていることでしょう。これまで様々な方法をお伝えしてきましたが、辛くて苦しい状況を打破するために、これから紹介する3つを行って下さい。

  1. 感情を書き出す(心の整理)
  2. 信頼できる人に1回だけでも話す(声に出すことで現実が整理される)
  3. 自分の自由時間を取り戻す(“支配”から少し距離をとる)

今すぐ1つ目のステップを行ってみてください。辛い気持ちが整理でき、あなたの本音を見つける糸口になります。その言葉を、信頼できる人に話してみましょう。

あなたを取り戻すことはワガママではありません。自分を守るための大切な行動です。

モラハラ夫に言い返すことが“勝ち”ではありません。あなた自身が、あなたの尊厳を守り、自分の人生を取り戻すことこそが本当の勝利です。

「仕返し」は、破壊ではなく自己再生。どうか、自分を責めずに、一歩でも前へ進んでください。あなたは何も悪くありません。自分の人生を生きていいのです。

まずは、信頼できる人や専門機関を頼って、あなたを取り戻すことを優先してくださいね。

カップル写真

既婚者のためのマッチングコミュニティ

Afternoon.

既婚者同士の友達作りから、セカンドパートナーや婚外恋愛パートナーの出会い探しまで。

他サイト・アプリよりも真剣度の高いお相手が見つかること間違いなし。アフターヌーンでときめきと癒やしを見つけませんか?

\ 1分で無料登録できます! /

公式サイトを見る >

Afternoon.編集部

関連記事アイコン
関連記事
こちらの記事もどうぞ