既婚者と2人きりで食事に行く時、「ドキドキ」や「ちょっとした罪悪感」を感じたことはありませんか?「これって恋愛感情?」「不倫と思われないかな?」と悩む人も少なくありません。
この記事では、既婚者と食事に行く男女の心理や注意点、気持ちが揺れたときの対処法を紹介します。既婚者の誘いを断る方法についても解説していますので、悩んでいる方は参考にしてください。
既婚者と食事に行くことの一般的な意味

既婚者と二人で食事に行くことになった場合、「一体どういう意図があるのだろうか?」と考えてしまいますよね。周囲からの見られ方を気にする人も少なくありません。
ここでは、一般的に捉えられがちな意味や、パターンを紹介します。
恋愛感情・好意のサインと見られやすい
既婚者と2人きりで食事に行くと、周囲からは「特別な感情があるのでは?」と見られがちです。また、例え恋愛感情を持っていなかったとしても、あなたの振る舞い方によって「好意を持たれているかもしれない」と感じさせてしまうこともあります。
相手が好意を持って誘っているのかどうかは、以下の特徴を元に確認してみましょう。
- 二人きりで会うことを強く希望している
- 「おしゃれ」「ムードのある」場所を選んでいる
- 頻繁に連絡を取り合い、次回も積極的に誘ってくる
- 家庭の愚痴やパートナーへの不満を打ち明けてくる
- 会っていることを秘密にしたがる
上記のような特徴が見られる場合は、恋愛感情を持って誘っている可能性が高いです。あなたに好意がない場合は、相手のペースに飲まれないようにしましょう。
友人・同僚としての食事の場合もある
既婚者と食事に行くからといって、必ずしも特別な気持ちがあるわけではありません。仕事仲間や昔からの友人として、純粋に食事を楽しむ場合もあります。
職場の同僚や上司の場合は、打ち合わせや交流を深める一環として誘っている場合もあります。その場合は、他の人とも二人きりで食事をしている可能性が高いです。
お互いに恋愛感情はなく、「話が合うから」「食事の趣味が合うから」といった理由で会う人もいます。共通の話題や活動について語る場として楽しんでいます。
周囲から「不倫」「怪しい」と誤解されやすい
しかし、どんな理由であれ既婚者と二人きりで会うことは「誤解を招きやすい」行動です。例えやましいことがなくても、噂や憶測が立ってしまうこともあります。
職場内の場合、「あの二人は親密すぎる」「怪しい」と思われてしまうと、業務に差し障る可能性があります。部署移動が起きたり、職場仲間から遠ざけられたりするかもしれません。
何度も食事に行っているならば、配偶者が浮気を疑う可能性もあります。
既婚者とご飯に行く女性の心理

一般的に既婚者と食事に行くことは、特別な気持ちを持っていると判断されやすいものです。それでも、既婚者とご飯に行く女性はどのような心理を持っているのでしょうか?
特別な感情だけではない、異なる心理を見ていきましょう。
異性として好意がある・恋愛感情が芽生えつつある
既婚者であっても、魅力的な相手に惹かれてしまうことはあります。「もっと話したい」「近くにいたい」という気持ちから食事に応じる女性もいます。
食事をきっかけに、「もっと会う時間を増やしたい」と考えている女性は多く、一緒にいたい気持ちが強く出ているでしょう。
単に話し相手・相談相手として信頼している
人生経験が豊富で落ち着いた既婚男性に、安心感や信頼感を抱く女性は多いです。恋愛感情ではなく、ただ「話を聞いてもらいたい」「アドバイスがほしい」という目的でご飯に行く場合もあります。
弱音や悩みを打ち明けても受け止めてもらえると感じており、尊敬できる良き相談相手と思っています。一緒にいてもときめきや緊張は感じず、男女という意識が薄いのが特徴です。
食事や会話そのものを楽しみたい・リフレッシュ目的
日常の息抜きや気分転換として、食事や会話そのものを楽しむためにご飯に行く人もいます。この場合、食事に行くことに特別な意味はなく、単に楽しい時間を過ごしたいと考えています。

居心地が良く、気軽に話せる人とは一緒にいたくなります。
恋愛のドキドキ感や親密さは求めておらず、ライトな関係性を望んでいます。異性だから、既婚者だからといったことは関係なく、人として一緒にいるのが楽だから食事に行っているのです。
美味しい食事やお酒を楽しみたい
新しいお店や話題のレストランを開拓するのが楽しくて、ご飯に行く女性もいます。このタイプの人は、誰かと一緒に食べることで、美味しさや喜びを共有したいと考えているので、「一緒に行ける誰か」を探しています。
純粋に「食を楽しむ目的」のため、恋愛感情や特別な気持ちは抱いておらず、あっさりとした付き合いであることが多いです。
チヤホヤされたい
「チヤホヤされたい」「女性として扱われたい」という承認欲求が動機になっている場合もあります。「綺麗だね」「一緒にいて楽しい」など、既婚男性から褒められたり優しくされたりすることで、自信を取り戻したいと考えています。
- 丁寧にエスコートしてもらうことで、特別扱いされている感覚を得たい
- 食事をご馳走してもらうことで、大切に扱ってもらいたい
- 女性としての存在価値を感じたい
- 非日常感やときめきなど、一時的な高揚感が欲しい
このタイプの女性は、恋愛関係に進むつもりはなく、ただチヤホヤされることを目的としています。自分の存在を肯定してもらいたいという気持ちが強いでしょう。
既婚者とご飯に行く男性の心理

続いて、既婚者とご飯に行く男性心理を見ていきましょう。
男性の場合も、女性と同じように恋愛感情以外の心理があります。
相手に恋愛感情・好意を抱いている
男性が既婚者女性を食事に誘う場合、好意や恋愛感情を持っているケースも少なくありません。「もっと親しくなりたい」「2人きりで話したい」という気持ちが表れています。
- 会う時間や場所を自分で提案したがる
- 会う頻度が自然と増える
- 深い話や感情的な話題を積極的にしてくる
- 会った後も連絡が続く
- 秘密を共有しようとする
男性が恋愛感情を持っている場合、言葉よりも行動に好意が現れやすいです。
気軽な付き合い・友人感覚で誘っている
一方で、深い意味はなく友人感覚で食事に誘う男性もいます。気の合う相手と楽しい時間を過ごしたいという、純粋な気持ちの現れです。
昔からの付き合いや、職場の仲間という関係性が背景にあることもあります。息抜きの時間を持ちたくて、軽く心が休められる相手としてあなたを選んでいます。
既婚者ということに特別な意味は感じておらず、あくまでも気軽な付き合いとして楽しんでいるのが特徴です。
頼られることに喜びを感じている・保護者的な感覚
男性の中には、食事や会話を通して相手を気遣う・面倒を見ることに喜びを感じている人もいます。「相手を守りたい」「手助けしてあげたい」という心理が働いています。
このタイプの人は、「誰かの役に立つことが自分の居場所になる」と感じることが多いです。特に年上男性の場合は、年下女性に頼られることで、父親的・兄的な立場で接しています。
男性の優しさが必ずしも恋愛感情に結びつくわけではありません。面倒見の良い男性・誰かの役に立つことに喜びを感じる男性は、男女問わず優しい声かけができる人です。
下心を持っている場合もある
残念ながら、なかには下心を持って誘う男性もいます。お酒の席や密室など、距離が近くなりやすいシチュエーションでは注意が必要です。
- 見た目や仕草を褒めてくる
- ボディタッチが多い
- 家庭やプライベートなど、踏み込んだ話題が多い
- 秘密を共有したがる
下心がある場合は、表面的には友人や相談相手のフリをしていても、行動や態度にサインが現れやすいです。
距離感が近く、性的な視線を感じた時は注意しましょう。
既婚者とご飯に行くときの注意点

既婚者とご飯に行く際は、周囲や相手から誤解を招かない行動が大切です。
注意点を抑えておくことで、「そんなつもりじゃなかったのに」となる心配がなくなります。
一線を越えない・身体的接触を避ける
スキンシップや過度なボディタッチは誤解を招きやすく、感情が暴走するきっかけにもなります。酔った勢いで距離を縮めたり、肩や腕に触れたりすると好意があると勘違いされるかもしれません。あくまで節度を保ちましょう。
二人きりで夜遅くまで飲んだり、「会いたかった」など恋愛感情を匂わせたりする言葉も禁物です。例え好意がなかったとしても、相手が好意を抱くきっかけになるかもしれません。
プライベートな相談は慎重に扱う
深い悩みや恋愛相談は、急激に心の距離を縮めてしまうことがあります。悩み相談をしているうちに、気づけば不倫関係に発展するケースも少なくありません。
また、重い相談をしすぎると、精神的に依存する可能性があります。「この人なしではいられない!」という状況になってしまうと、お互いに精神的な負担が大きくなるでしょう。

必要以上に踏み込みすぎないようにしましょう!
個室は避ける
密室空間は周囲から怪しく見えやすく、親密な関係だと疑われる可能性が強まります。例え、お互いに恋愛感情がなくても「怪しい」と思われるリスクが高まります。
また、個室は心理的にも距離が縮まりやすく、周囲から見えないことから大胆な行動にも出やすいものです。感情が高まりやすい場でもあるため、お互いに恋愛感情を持っていなかったとしても、一線を超えてしまう可能性があります。
カフェやランチのお店、レストラン等できるだけオープンな場所を選びましょう。
普段通りに接する
服装や振る舞いが特別になると、恋愛ムードが漂いやすくなります。特別な雰囲気を出さず、普段の装いと同じものにしましょう。

普段見たことのない服装や雰囲気だと、ドキッとしてしまいますね。

普段通りにすることで、誤解を防げます。
あくまで友人・同僚としての付き合いだと思わせることで、相手も安心できます。会話内容も、仕事や趣味、世間話などライトな話題を選びましょう。
周囲に誤解されないよう配慮する
既婚者とご飯に行く時は、お互いのために周囲に誤解されないよう配慮しましょう。個室・暗いバー・ホテル直結のレストランなどは、親密な雰囲気を感じさせてしまいます。夜遅い時間や人目につかない場所は避けましょう。

ランチや明るい雰囲気のお店にすると、周囲から誤解される心配がありません!
また食事に行く際は、友達関係だからといって、SNSに写真や投稿をあげないよう注意してください。ツーショットの写真は噂の元になります。万が一配偶者にバレてしまった場合、浮気の証拠になるかもしれません。
家庭やパートナーを尊重する姿勢を忘れない
相手には家庭があるという前提を忘れず、節度ある関係を保つ意識が大切です。軽い気持ちであっても、不用意な言動が相手の家庭に不信感やトラブルを招く可能性があります。
- パートナーや子どもの話を否定しない
- 「自分は家族より特別な存在」と誤解される行動は避ける
- 家庭の時間を優先する
相手に「安心して一緒にいられる」と思ってもらえることで、食事の時間が楽しいものになります。
既婚者とのご飯がきっかけで発展するケース

恋愛感情を抱いていなくても、ご飯がきっかけで発展する場合があります。
ここでは、2つのケースを紹介します。
お酒の勢いに任せて関係が近づく
お酒が入ると人は理性が緩みやすくなり、つい一線を越えてしまうケースがあります。お酒の勢いからテンションが高くなると、ボディタッチなど距離が縮まりやすくなるからです。
ふざけながら自然な流れで体に触れ合う機会が出てくるため、その流れで体の関係を持ってしまうのです。

今日だけなら・・・

一度くらいなら・・・
そのような気持ちから一線を超え、その後も関係を発展させてしまうケースは少なくありません。アルコールが入ると感情表現が大きくなりやすく、「もっと一緒にいたい」「自分をわかってくれる」と感じやすくなるのも一つの要因です。
悩み相談から距離が縮まって
相談を通じてお互いを深く知るうちに、情が移って恋愛感情が芽生えることもあります。家庭や仕事の愚痴を打ち明け合ううちに「自分を理解してくれる存在」と感じ、心の拠り所になってしまうのです。
人は普段見せない不安や葛藤を打ち明けることで、相手に「特別に心を開いている」という感覚が生まれます。「わかってくれる」「自分の味方だ」と感じるようになると、信頼は好意に変わります。
お互いに頼り合う関係性になると、恋愛的な展開につながるリスクは高まるでしょう。
気持ちが揺れたときの対処法

ダメなことだとわかっているのに・・・
ここでは、既婚者とご飯に行く中で、相手に気持ちが揺れてしまった時の対処法を紹介します。
”以下の記事も併せて参考にしてください”
「既婚者に片思いしてしまったあなたへ|後悔しないための選択肢」
一度距離を置いてみる
物理的・心理的な距離を取ることで、冷静に気持ちを整理できます。まずは、食事や飲みの誘いが来ても、やんわり断るようにして会う頻度を減らしましょう。
日常的にLINEなど連絡のやり取りがある場合は、すぐに返信せずに時間を空けるのも効果的です。また、無理に会話を広げようとせずに要件のみにすると、心理的な距離を遠ざけられます。
距離を置くからといって、相手のことを嫌いになる必要はありません。自分の感情を整理し、冷静に関係性を見直すための時間作りだと考えてください。
第三者を交えた場で会うようにする
二人きりではなく複数人で会うようにすると、特別な関係になりづらくなります。第三者がいることで心理的なブレーキが働きやすく、自然と言動や距離感に注意するようになります。
二人きりの場に比べて関係が深まる流れを防げるので、一線を越えるリスクを下げられるでしょう。配偶者にバレた時や噂が立った時なども、複数人でいたことが安心感に繋がります。

職場の人や共通の友人も誘うようにしましょう!
趣味や友人関係を広げて気持ちを分散させる
他の楽しみや交友関係を増やすことで、既婚者への気持ちを自然に手放せるようになります。
- 新しい趣味に挑戦する
- 読書、映画など感情を動かす趣味に没頭する
- 資格勉強に挑戦してみる
- 習い事をしてみる
- 友人や家族との時間を増やす
- コミュニティに参加してみる
趣味や新たな挑戦・勉強や大切な人と過ごす時間を増やすことで、特定の相手に向ける気持ちが分散されます。コミュニティや習い事では、新たな人との繋がりを楽しめます。良い刺激となり、人と繋がることで承認欲求を満たせるでしょう。
既婚者にご飯に誘われた時にさりげなく断る方法

既婚者にご飯に誘われて困っている人は、さりげなく断る方法を身につけましょう。相手を傷つけずにやんわりと断れる方法なので、ぜひ試してみてください。
複数人で行くことを提案する
「他の人も誘って一緒に行きましょう」と伝えることで、角を立てずに二人きりを避けられます。「みんなでワイワイ行こう」と明るく誘うことで、自然な形で安全な環境を作れます。
- 「◯◯さんも誘ってみんなでランチに行こうよ」
- 「この前の話、みんなで共有した方が楽しいかもね」
- 「◯曜日に同僚たちも誘ってカフェに行こう」
ご飯に誘われた時に自然な流れで上記のような言葉を伝えれば、二人きりで行く流れを避けられます。相手に下心がある場合でも、複数人で行くことで健全な食事の場となるでしょう。
予定が合わない・忙しいと伝える
「その日は立て込んでいて…」「忙しいの」とやんわり断り、次回の約束は曖昧にするのがポイントです。相手のことを否定せずに、明確な理由を伝えるため、相手を傷つける心配がありません。
- 「その日はちょっと予定が入っていて…また別の機会にね」
- 「最近仕事が立て込んでいてランチに行けそうにないんだ」
- 「昼間なら時間が取れるんだけど、夜は難しくて」
相手が「他の曜日は?」「いつなら行ける?」と食い下がってくる場合は、「予定がわかったら伝えるね!」と伝えておくと安心です。それでも何度も誘ってくる場合は、根気強く断るか複数人での食事を提案してください。
まとめ|既婚者との食事は相手の心理を見極め、節度ある対応を
既婚者と二人きりで食事に行く行為には、恋愛感情・友情・相談相手などさまざまな心理が隠れています。しかしどんな理由であれ、「不倫と誤解されやすい」というリスクがあることは忘れてはいけません。
相手の気持ちを見極めつつ、一線を越えない・周囲に誤解されないよう配慮する・家庭やパートナーを尊重するといった、節度ある対応を心がけることが大切です。気持ちが揺れたときは距離を置いたり、複数人で会うなどして自分の心を守りましょう。
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