「結婚しているのに、別の人を好きになってしまった…」
そんな気持ちが芽生えたとき、戸惑いや罪悪感に押しつぶされそうになる方は少なくありません。
誰にも相談できず、「自分は最低なのでは」と心を閉ざしてしまう人も多いのではないでしょうか。
でも、本当にその気持ちは「間違い」なのでしょうか?
人の心は複雑で繊細です。一度芽生えた想いを否定することは、あなた自身を否定することにもつながります。
この記事では、夫以外に好きな人ができたときに感じる複雑な想いの正体と、その気持ちとどう向き合い、どんな選択をしていくべきかを、冷静な視点から解きほぐしていきます。
「このままでいいのか分からない」と悩むあなたに寄り添う、答えのない気持ちの整理術をお伝えします。
夫以外に好きな人ができるのは“普通”なのか?

結婚しているのに他の人に心惹かれてしまう。これって裏切り? それとも、誰にでも起こりうること?
まずはその感情をどう捉えるべきかを、前提として整理していきましょう。
ときめきは誰にでも起こる自然な感情
人間は感情の生き物です。日々生活する中で、ふとした瞬間に誰かに心が揺れることはごく自然なこと。
結婚していても、それとは関係なく誰かを「素敵だな」と思う感情が生まれることは珍しくありません。
それは恋愛感情というよりも、「人として魅力的に見えた」という一時的な心の反応である場合が多いのです。
既婚者でも「他の人を好きになる」割合は一定数いる
実際に、全国の既婚女性500人に対して行われたアンケートでは、以下のような結果が出ています。
質問内容 | 回答割合 |
過去に「旦那以外に好きな人がいたことがある」 | 41.2% |
現在「旦那以外に気になる人がいる」 | 22.8% |
その人を「本気で好きだと感じている」 | 13.6% |
その気持ちを誰にも話していない | 76.4% |

この調査からもわかるように、「夫以外に好きな人がいた経験がある」と答えた人は全体の4割以上にのぼり、現在進行形で気になる相手がいる人も5人に1人以上という結果です。
それでも7割以上の人が、その気持ちを誰にも打ち明けられていないという現実があります。
つまり、この感情は決して少数派のものではなく、誰にでも起こりうるものであるということ。
まずはそれを知るだけでも、「自分だけがおかしいのでは?」という不安が少し軽くなるはずです。
感情と行動を分けて考えることが重要
誰かに惹かれるという感情が生まれても、それをすぐに行動に移す必要はありません。
感情は自然に湧き上がるものであり、否定することではなく「どう扱うか」が重要です。
自分の気持ちを冷静に受け止めつつ、現実的な視点を失わないことが大切です。
「夫以外に好きな人」への気持ちの正体とは?

あなたが感じている“好き”は、本当の恋なのか。それとも別の心の動きが関係しているのか?
感情の根っこを見つめていくと、意外な本音に気づけることがあります。
心理的な刺激や新鮮さを求める傾向
長く続く関係の中で、日常がルーティン化してくると、どうしても新しい刺激に心が反応しやすくなります。
相手に惹かれたというよりも、「非日常の感覚」があなたの感情を動かしていることも多いのです。
恋に似た高揚感は、一時的な欲求からくる反応かもしれません。
心の満たされなさが感情を揺さぶる
パートナーとの間で寂しさや物足りなさを感じていると、無意識のうちに他者へと心が向かうことがあります。
このとき惹かれているのは、「その人自身」ではなく、心のすき間を埋めてくれそうな存在なのかもしれません。
まずは、自分の内面にある“満たされていない気持ち”を正直に見つめてみましょう。
理想化されたイメージに惹かれている可能性
惹かれる相手のことを、本当に深く理解できているとは限りません。
一部の印象だけで、相手を理想化し、魅力的に見えてしまっていることもあります。
その「好き」は、あなた自身の想像がつくりあげたイメージかもしれません。

このまま想い続けていい?気持ちとの向き合い方

このまま想い続けるべき?それとも忘れるべき?
自分の心と冷静に向き合う方法を整理しましょう。
感情を抑えるよりも、まず受け止める
感情を否定したり、押さえ込もうとすると、かえって強くなることがあります。
まずは「こう感じているんだ」と自分の心を認めてあげることが、前向きな整理の第一歩です。
受け入れることで、冷静な判断がしやすくなります。
時間をかけて気持ちを見つめ直す
今の気持ちが、一時的なものなのか、継続的に続く本質的なものなのかは、時間をおかないと見えてきません。
感情の波が落ち着くのを待ちながら、自分の気持ちの変化を丁寧に観察しましょう。
「今どうするか」より、「これからどうありたいか」を大切に。
夫婦関係と自分の心のバランスを見直す
今の関係に不満があるのなら、その改善に向き合うことも選択肢のひとつです。
夫婦の絆を取り戻す努力は、あなた自身の心の安定にもつながります。
「誰を選ぶか」ではなく、「どう生きたいか」という視点で考えてみましょう。
↓↓旦那以外に心の支えを求める主婦たち。セカンドパートナーという選択肢↓↓
「離婚」や「本気の恋」に発展する可能性は?

想いが強くなっていく中で、「このままではいけない」と思うこともあるはず。
そんなときこそ、立ち止まって冷静に未来を見つめることが重要です。
感情だけで判断すると後悔しやすい
気持ちが盛り上がったときに決断してしまうと、あとで「冷静じゃなかった」と後悔することも少なくありません。
人生に関わる重要な選択こそ、落ち着いた状態で向き合うことが必要です。
感情に流されず、一呼吸おくことが未来を守る鍵になります。
「好き」という感情が本物かを見極める
その感情は、恋なのか、依存なのか、一時のときめきなのか。
相手への本質的な理解と、自分の価値観に照らし合わせることで、真実が見えてきます。
本当の意味での「好き」かどうかを冷静に判断することが大切です。
決断の前に相談や情報収集をしておく
一人で悩み続けると、視野が狭くなり、思い込みが強くなることがあります。
信頼できる人や専門家に相談したり、同じような経験談に触れることで、客観的な視点を持つことができます。
「一人で答えを出そうとしない」ことも、正しい選択をする助けになります。
まとめ|感情は否定しなくていい。選択を大切にしよう

夫以外に好きな人ができるという経験は、誰にでも起こりうるものです。
それは不誠実さの証ではなく、あなたの心が何かを伝えようとしている“サイン”かもしれません。
- 感情に罪悪感を抱かず、冷静に受け止めることが第一歩
- 惹かれた理由や背景にある“心の状態”に目を向ける
- 焦らず、時間をかけて本当に大切な選択を見極める
「好きになってしまった自分を責めてばかりいる」――そんな毎日から抜け出すには、
まず、自分の感情に正直になり、じっくりとその正体を見つめることです。
あなたが本当に望むのは、「誰を選ぶか」ではなく、「どう生きたいか」なのではないでしょうか。
その気持ちを大切に、あなたらしい未来を選んでください。
