もう会わないと決めたのに辛い…不倫相手を忘れる方法と気持ちの整理術

「もう会わない」と決断したのに、心が相手を求めてしまう──。不倫を終わらせたはずなのに、未練や罪悪感、寂しさに押しつぶされそうになる人は少なくありません。忘れたいのに忘れられない気持ちは、自分の意思が弱いからではなく、不倫特有の心理背景や強い感情体験が関係しています。

この記事では、不倫相手を忘れられない理由をひも解きながら、気持ちを整理し前に進むための具体的な方法を紹介します。苦しい今を抜け出し、自分らしい人生を取り戻すためのヒントにしてください。

自分で別れる決断をしたはずなのに、「不倫相手のことが忘れられない」「なぜか不倫相手のことばかり考えてしまう」そのような自分に戸惑う女性は少なくありません。

実は不倫相手を忘れられないことには、明確な理由があります。

不倫は「秘密の関係」という特別さから、日常では得られないスリルやときめきを伴います。「感情のジェットコースター」のように脳を刺激するため、ドーパミンやオキシトシンが分泌されます。

脳は強い刺激を受けた体験を鮮明に記憶するため、不倫相手との出来事は長く心に残ってしまうのです。

だからこそ、当たり前のようにある毎日の出来事よりも、「いけないことをしている」不倫の方が強烈な快感として残るのです。

「本当は夫にこうして欲しかった」「自分を大切にして欲しかった」という願いを、不倫相手に重ねていたケースは少なくありません。

投影しがちな思い
  • 「もっと女性として見てほしい」
  • 「優しく受け止めてほしい」
  • 「刺激やドキドキが欲しい」

上記のような夫婦関係では得られなかった言葉や態度を、不倫相手が与えてくれると強い安心感や喜びが得られます。このような感情があると、相手のことを好きだから離れたくないというよりも、「ようやく満たされた思い」を手放したくないという思いが強くなります。

その結果、不倫相手と過ごした時間が忘れられないものになるのです。

「自分は愛されていない」という不安を抱えていると、「相手に必要とされている」「愛されている」というサインでしか安心できなくなります。そのため、不倫相手の言葉や態度に強く依存してしまうのです。

「自分を認めてくれるのはこの人しかいない!」という思考に陥ってしまうと、相手が唯一無二の存在に感じられてしまうでしょう。その結果、関係が終わっても心の中で相手が大きな存在として残り続けてしまうのです。

別れたくなかったけれど、別れざるを得なかった場合は未練が残りやすくなります。感情の整理ができないまま、時間が止まってしまうからです。また、別れの理由が「嫌いになったから」ではなく「状況や立場のせい」だと、相手の存在は欠点よりも「良い思い出」として心に残りやすいです。

そうすると、思い出が美化されてしまい忘れられなくなってしまいます。相手を好きな気持ちが中々消えないため、「もし一緒にいられたら…」「あの時違う選択をしていたら…」といった叶わない未来を想像してしまいます。

不倫相手を忘れるためには、自分の心を整理する時間が不可欠です。無理に忘れようとするのではなく、自分の気持ちと向き合う時間を作りましょう。

「どうして忘れられないの?」と自分を責めてしまうと、余計に苦しくなってしまいます。不倫相手との関係は、関係が終わった後でも強い感情が残るのは自然なことです。

「早く忘れなきゃ」「考えちゃダメ」と思うほど、相手のことを意識してしまい逆効果です。「それだけ相手のことを大切に思っていたんだな」と自分の感情を認めてあげることで、回復に繋がります。

忘れられない気持ちも、自分の人生にとって大切な経験の一部です。否定せず「私にとって必要な学びだった」と受け止めることで、少しずつ気持ちが落ち着いていきます。

別れた後は、嫌だった部分よりも「楽しかった瞬間」や「ドキドキした気持ち」が鮮明に残りやすいです。特に「好きなまま別れた」場合、悪い側面を切り捨てて、良い思い出だけを強調してしまう傾向があります。その結果、「あの人こそ運命の人だったのかも」と過大評価しやすくなります。

しかし実際には、罪悪感や不安も伴っていたはずです。その現実を思い出すことで、気持ちを冷静に整理しやすくなります。

辛い現実例
  • 連絡が来なくて不安だった
  • 会える時間が限られていて寂しかった
  • 本音を全部共有できずにもどかしかった
  • 家庭や周囲に知られる不安が大きかった
  • 常に罪悪感と隣り合わせだった

このように背負っていたリスクや、辛かった現実を思い出すことで相手への未練を和らげられます。家族を捨ててまで一緒になる選択をしなかったということは、長期的に見れば続けられない関係だったということです。

頭の中でぐるぐる考えているだけでは、気持ちは整理されません。日記やメモに「相手のどこが忘れられないのか」「なぜ苦しいのか」を書き出すことで、感情を客観的に見つめられます。

気持ちを吐き出すのが難しい場合は、相手宛に出さない手紙を書いてみるのも効果的です。この手紙には「相手に言えなかったこと」「今感じている気持ち」を全て書き出します。

アフ子

相手に向けて書くことで、自分の感情が素直に出てきます!

書いた後は破っても、大切にしまっていても問題ありません。「忘れなきゃ」と無理に押し込めるより、言葉にすることで自然と気持ちを外に出せるので、心の負担を減らせます。

「不倫相手のことを忘れよう!」と考えられるようになったら、実際に忘れるための行動をしていきましょう。

今は「本当に忘れられるのか?」不安に感じられるかもしれませんが、実践していく中で記憶から薄れていきます。

相手の連絡先やSNSが残っている状態では、相手のことを忘れるのは難しいものです。特にSNS上で繋がったままにしていると、タイムラインや投稿が目に入る度に、相手のことを思い出してしまいます。ブロックするのは勇気がいる人は、ミュートから始めてみましょう。

他にも、LINEの連絡先を残してしまうと、「また連絡できるかも」という期待が膨らんでしまいます。削除が難しい場合は、ブロックしておくと安心です。できればトーク履歴を消しておくと、思い出を見返すことがなくなります。

実行に移す工夫
  • SNSや連絡先を消す期限を決める
  • 友達など、信頼できる人に宣言する
  • 気持ちの逃げ道を用意する

一人で実行するのは難しいものです。友達など信頼できる人に「○日までに断ち切る」と宣言しておくと、実行に移しやすいです。断ち切った後は感情が乱れやすいので、友達に寂しさを共有したりノートに気持ちを書き殴ったりしてください。

物理的に距離を取ることが、心の距離を離す第一歩です。

暇な時間があると、つい相手のことを思い出してしまいます。趣味や資格の勉強、友人との時間など、夢中になれることを取り入れてみましょう。

おすすめの趣味・勉強
  • ウォーキング・ヨガ・ピラティスなどで体を動かす
  • ハンドメイド・手芸などの物作り
  • 絵を描く・写真撮影・ブログなどの自己表現
  • ガーデニング・キャンプなど自然と触れ合う
  • 資格勉強・英語・パソコンなどのスキルアップ
  • 心理学や自己啓発の本を読む
  • 興味のある講座に参加してみる

新しい経験が「過去より未来」に目を向けさせてくれます。まずは興味のあることから始めてみましょう。

一人で抱え込み続けると、苦しさは増していきます。信頼できる相手に気持ちを話すことで、未練や苦しみが軽くなり、気持ちを整理しやすくなります。

なぜなら、感情を言葉にして吐き出すことで頭の中が整理されるからです。一人で紙に書き出すのと同じ効果がありますが、人に話すことで違う視点からの気付きが得られます。また、誰かに自分の気持ちを受け止めてもらうことで 孤独感が和らぎます。

人に話す時の注意点
  • 秘密を守ってくれる相手を選ぶ
  • 正論ではなく、気持ちを受け止めてくれる人を選ぶ
  • 「批判してほしいわけじゃない」と前置きする
  • 「ただ聞いてほしい」と伝える
  • 状況ではなく自分の気持ち・感情を中心に語る

「誰かに受け止めてもらうこと」で未練の鎖が少しずつほどけていくので、聞いてくれる人が浮かぶならばその人に話してみましょう。

「不倫相手のことを忘れよう」と思えるのは、あなたが変わろうと思えている証拠です。忘れることを人生の転機と捉え、前向きに考えていきましょう。

不倫は「心の隙間」を埋めるために始まることが多いものです。なぜ、自分がそこに惹かれたのかを振り返ることで、「これからどう生きたいか」を考えるきっかけになります。

「何を大事にしたいのか」「どんな人間関係を築きたいのか」を改めて考えてみましょう。

自分に問いかけること
  • 不倫関係で欲しかったものは何だったのか?
  • その欲求は、他の方法でも満たせるのか?
  • これからの人生で本当に大切にしたいものは何か?

問いかけて出てきた答えをノートに書き出すことで、自分の気持ちを客観的に見られます。あなたが求めていたものを手に入れられる方法を考えることで、不倫相手を失っても自分で自分を癒やすことができます。

例えば、寂しさを感じていたならば、趣味や仲間作りに力を入れてみましょう。女性としての自信を得たかったのならば、美容や健康習慣に投資するのも一つの方法です。

不倫相手を忘れることで、今ある夫婦関係を見直し、改善のきっかけになる場合もあります。不倫関係であなたが欲しかったものを整理することで、夫婦間での不満や不足がわかります。例えば、承認欲求や会話、スキンシップなど不満に感じていたことを整理してみましょう。

夫との時間を意識的に増やすことで、夫と一緒にいる心地よさを再発見できます。一緒に散歩をしたり、共通の趣味を始めてみたり、旅行などのおでかけに行くのもおすすめです。

夫婦間での楽しみを増やし、夫に素直な気持ちを伝えることで、夫婦関係が改善できるかもしれません。

不倫相手に依存していたのは、「自分の存在を認めてほしい」という気持ちがあったからです。美容や学び、趣味などを通じて「自分自身を満たすこと」に意識を向けると、自分の価値を認められるようになります。

自分の価値を再確認する方法
  • これまで頑張ってきたこと・達成したことを書き出す
  • 性格・スキルなど自分の強みを書き出す
  • 趣味・勉強など、自分のためだけに時間やエネルギーを使う
  • 自分に肯定的な言葉をかける

自分の価値を再確認できると、自己肯定感が高められるため、過去の恋愛に引きずられる心配がなくなります。

【自分の価値を確認するために、以下の記事もあわせてご覧ください!】

これまで紹介したどの方法を試しても、どうしても不倫相手のことが忘れられない時もあるでしょう。そのような時は、これから紹介する3つの対処法を試してみてください。

「どうしても気持ちが切り替えられない」時は、専門家に相談してみましょう。特に日常生活や夫婦関係に支障が出ているならば、専門家のサポートを受けるのが有効的です。

カウンセリングでは、家族や友人には話せないことも、安心して話せます。プロの目線から、感情のパターンや依存の原因を整理してくれるので、自分では気づけなかった思考のクセや関係性の問題点も明確になります。

具体的な対処法も提案してもらえるので、一人で悩むよりも回復のスピードが早まります。

好きな気持ちや未練などの強い感情は、最初は胸が引き裂かれるほど辛いものですが、時間の経過とともに徐々に落ち着いていきます。「今は苦しいけれど、いずれ楽になる」と信じるだけでも、心が少し楽になります。

時間を味方につけるためには、焦らず感情を整理することに時間を使ってください。感情を溜め込まずに吐き出す過程で、辛い気持ちが少しずつ和らいでいきます。

アフ子

動く元気が湧いてきたら、趣味や学び、運動も取り入れてみてください!

前向きな行動を増やすことで、気づけば思い出す時間がなくなっていきます。

友人関係や職場、趣味を通じて新しい人間関係を広げることで、自然と過去の相手を思い出す時間が減っていきます。新しい人との会話や交流が、心に空いた穴を少しずつ埋めてくれるからです。

「人とつながる喜び」を感じることで、過去への執着が和らぎます。また、新しい人との関わりを通して、自分の考え方や価値観が広がり、過去の恋愛を客観的に見る助けになります。

新しい人間関係を作る方法
  • 趣味や習い事で新しいコミュニティに参加する
  • 旧友や信頼できる友人と再び交流する
  • ボランティアや地域活動に参加する
  • 既婚者マッチングアプリを利用してみる

焦らず、安心できる人やコミュニティと関わることから始めてみましょう。既婚者マッチングアプリでは、同じ既婚者という立場の人と繋がれるため、共感できる人を得やすいです。恋愛だけでなく、友人関係や趣味仲間から始めると安心です。

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「もう会わない」と決めても、相手のことを忘れられないのは自然なことです。強い感情体験が残っているからこそ、時間がかかるのは仕方ありません。

大切なのは自分を責めず、少しずつ「未来の自分」に意識を向けることです。不倫相手を忘れることは、過去を消すことではなく、自分らしい人生を取り戻す未来に繋がります。少しずつ忘れる工夫をしていきましょう。

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