既婚男性が知らないセフレ関係の落とし穴！惹かれる心理とリスク

「家庭は守りたい。でも、どこか心が乾いている」そのような感情を抱えているうちに、仕事の関係やSNSを通して“心地いい関係”が生まれてしまうことがあります。「割り切った関係のつもりだったのに」「いつの間にか本気になっていた」そんな男性は少なくありません。

本記事では、既婚男性がセフレ関係に惹かれる心理とリスク、本気になってしまう落とし穴について解説します。セフレ関係を作りたいと考えている男性は一読ください。

家庭がある身でありながらも、どうして既婚男性はセフレ関係を求めてしまうのでしょうか？そこには、自分でも気づいていない心理が隠されていました。

① 性的欲求よりも“承認欲求”が大きい

実はセフレ関係を求める男性は、性的な行為よりも「心が満たされる感覚」を求めています。

結婚生活が長くなると、妻から「ありがとう」「頼りになるね」といった言葉が減り、「自分は家庭では必要とされていない」と感じやすくなります。その寂しさを埋めるために、「自分を男として見てくれる存在」を求めるようになるのです。

実際、性的関係そのものよりも、相手から向けられる優しさ・興味・肯定的な態度に心が癒される男性は多いです。

② 家庭の役割と個人の欲求のギャップ

家庭の役割と個人の欲求のギャップから、セフレ関係を求めるようになります。男性は、家庭では「父として夫としての責任を果たす場所」としての緊張感が常にあり、どれだけ愛情があっても“自由な自分”でいられないことがあります。

だからこそ、“一人の男”でありたい気持ちが強く働き、セフレ関係を求めるようになるのです。

外の女性との関係には期待や義務感は発生しません。評価や役割を意識しなくていい間柄のため、感情を素直に出せるでしょう。そのためセフレ関係が、抑え込まれてきた“素の自分”を一時的に取り戻すための場所になるのです。

③ セフレ関係が「安心感」や「逃げ場」になっている

家庭や仕事でのストレスを抱えながらも、簡単に状況を変えることはできない——そんな時、セフレ関係は現実を忘れられる仮の居場所になってしまうことがあります。「誰にも弱音を吐けない」「完璧な自分を演じている」男性ほど、セフレ関係に“素の自分を出せる安心感”を感じやすい傾向があります。

恋愛というより、精神的な“避難所”として関係を続けてしまうケースが多いです。

既婚者同士でセフレ関係になると、3つのリスクが待ち受けています。お互い既婚者同士だと割り切った関係ができるだろうと考えている方は、参考にしてください！

① バレるリスク（デジタル・行動・心理）

「秘密を守れば大丈夫」と思っていても、完全にバレない関係は存在しません。LINE・位置情報・第三者の目など、“無自覚な痕跡”から露見する可能性があります。

また、服装や身だしなみの変化は、当人が意識していなくてもバレやすいものです。新しい服や香水を使い始めたり、外出前に鏡を見る時間が増えたり、無意識の「自分磨き」が周囲の違和感を生みます。

相手に会うために、残業や飲み会などを言い訳にし続けるのも危険です。突然増えたり、パターン化したりするとバレる可能性があります。

自分では取り繕えているつもりでも、関係を続けるうちに、感情の揺れや態度の変化が行動に表れてしまいます。

② 本気になるリスク

「癒し」から始まった関係が、やがて依存や執着に変わる危険性があります。セフレ関係だと割り切っていても、心の依存や恋愛感情が芽生えるケースは少なくありません。

一方が本気になった瞬間に、「割り切り」の関係は崩壊します。気持ちを抑えきれずに連絡頻度が増えたり、「他の人と会ってるの？」と詮索してしまうなど、重さやプレッシャーが伴うようになります。

③ 自己崩壊のリスク

セフレ関係は長く続けるほどに、理性と感情のギャップに苦しみ、心が摩耗してしまいます。多くの人が抱くのが、「やめたいのにやめられない」という矛盾した感情です。

「家庭も恋も」両立しようとすると、罪悪感と依存の板挟みの中で、心のバランスを壊していきます。その結果、「自分は何をしているのだろう」と自己否定するようになり、自分の存在価値を見失う危険性があります。

セフレ関係を続けると、夫婦関係にも影響があります。具体的にどのような影響を及ぼすのか、3つの理由から解説していきます。

① 無意識に妻への態度が冷たくなる

人は一日に使える感情エネルギーの量が限られています。セフレ関係でのLINEや会話、ドキドキする時間にエネルギーを使うほど、家庭に持ち帰る感情の余力が少なくなってしまいます。その結果、家での会話が面倒になり妻の何気ない言葉にイライラするようになります。

他にも、セフレ相手と比較することで妻への感情が冷めてしまうケースもあります。

セフレが癒やしになればなるほど、無意識のうちに比較するようになり、優しさや思いやりが自然に減ってしまうのです。

 ② 嘘を重ねることで自己肯定感が下がる

セフレ関係では、家庭や妻に対して嘘をつかざるを得ない状況が続きます。

• 「今日は残業」と言ってセフレと会う
• LINEや通話のやり取りを隠す
• 外出の理由を偽る

これらの嘘は一時的には便利ですが、心理的には“自分は正直でない人間だ”と認識するようになり、自己肯定感を下げてしまいます。

また、嘘をつかなければならない状態は心理的な負荷が大きく、日常生活の中での安心感を失ってしまいます。自分の決断に自信が持てなくなり、自分を信用できなくなってしまうため誠実さを失ってしまうでしょう。

③ 家庭内の小さなほころびが、やがて大きなトラブルに

家庭内の小さなほころびは「軽い問題」として見逃されがちですが、重なりあうことで深刻なトラブルに発展します。

不満を話し合わずに我慢したり避けたりすると、誤解が生まれやすくなります。些細なきっかけでも感情的な衝突が起きやすくなるでしょう。

また、小さなほころびは、家庭内での信頼感にも影響します。約束や期待が守られない、相手を疑うなどの心理が積み重なると、安心感が失われ、感情的な衝突や離婚リスクに直結します。

不満やストレスを感じると、人は無意識に防衛行動をとります。冷たくなる、距離を置く、話題を避けるなどの行動は、一時的にトラブルを避ける効果がありますが、大きなトラブルへと発展する可能性が高まります。

最初は軽い気持ちでも、次第に相手を特別に感じていくことがあります。

これらのサインは、遊びの関係ではなく本気の関係に傾いている証拠です。家族や相手に対して誠実さを持ちたいならば、一度距離を取ることが大切です。

本気の気持ちのまま関係を続けてしまうと、どちらも苦しむ結果になってしまいます。

セフレ関係を長く続けていると、このまま続けて良いのか、終わらせるべきか悩む時がくるでしょう。ここでは、見極めるための3つのポイントをご紹介します。

① 関係の「目的」がブレていないか

セフレ関係を続けるか終わらせるかを見極めるときに重要なのが、関係の「目的」がブレていないかどうかです。セフレ関係には本来、下記のような割り切った目的があります

しかし時間が経つうちに、関係の目的が変化してしまうことがあります。

目的が明確であれば、割り切った関係を楽しみ続けられるでしょう。しかし、目的がブレている場合は、自分の心や家庭を守るためにも、終わらせる決断が必要になるかもしれません。

② 相手との“温度差”がないか

どちらかが情を深めていないか、冷静に見直すことも大切です。

温度差を無視して関係を続けると、心の負担やトラブルが増え、最終的には自分を傷つける可能性があります。

③ 家庭・仕事に支障が出ていないか

セフレ関係を続けるか終わらせるかを判断するうえで、家庭や仕事に支障が出ていないかは重要な視点です。生活の中心が家庭や仕事から逸れてしまっている場合、精神的負担や夫婦関係・キャリアへのリスクが増大している可能性があります。

もしこれらに心当たりがある場合、関係を続けることが生活全体に悪影響を及ぼします。

セフレに本気になってしまった時は、家庭や仕事に大きな影響を与える前に対処する必要があります。

① 感情を一度“棚上げ”する

感情を棚上げするとは、感情を一時的に保留することです。

人は強い恋愛感情を感じると、「この気持ちをどうにかしたい」とすぐに答えを出そうとします。しかし、セフレ関係の場合、その衝動的な判断はリスクを高めます。

今すぐ答えを出そうとせず、距離を取る・メッセージ頻度を下げるなどの行動で冷却期間を設けましょう。

② 自分の「満たされない部分」を特定する

セフレに本気になってしまう背景には、ほとんどの場合、心のどこかに「満たされない部分」があります。その正体を特定することで、感情を整理し、自分を傷つけない選択ができるようになります。

例えば、家庭で認めてもらえない人は、「理解してくれる人」に惹かれやすいです。孤独や寂しさを抱えている場合は、誰かと繋がることで安心感を得たいと考えています。

自分の「満たされない部分」を特定するには、「なぜこの人に惹かれているのか？」を探る必要があります。

これを掘り下げることで、「今の恋に依存してしまう根っこ」が見えてきます。

③ 専門家・信頼できる第三者に相談する

セフレ関係に本気になってしまったとき、感情が複雑に絡み合い、自分では整理がつかなくなることがあります。そんなときには、専門家や信頼できる第三者に相談するのも効果的です。

「アドバイスが欲しい」というより、「ただ話を聞いてほしい」と伝えると、余計な意見に振り回されずにすみます。

周囲の人に知られたくないときは、心理カウンセラーや恋愛カウンセラーに相談するのがおすすめです。専門家は「正しい・間違い」で判断せず、あなたの感情を受け止めたうえで、心の奥にあるニーズ（承認・安心・自由など）を一緒に探ってくれます。

④既婚者マッチングアプリで相談する

「誰かに話を聞いてほしい」「同じ立場の人に共感してもらいたい」と思っているなら、既婚者マッチングアプリを活用するのも一つの方法です。

通常のマッチングアプリとは異なり、同じ既婚者という立場の人とだけ会話ができるので、相談に乗ってもらいやすいです。恋愛を目的とした出会いだけではなく、悩み相談をしたい・雑談をしたい・友達関係を作りたいと考えている人も多く、安心して相談できます。

プロフィールや初回メッセージで、「恋愛目的ではなく、話を聞いてほしいだけ」「家庭や気持ちの整理のために冷静に話せる人を探しています」と明確に伝えておくと余計なトラブルを避けられます。

既婚者のセフレ関係は、一時の癒しであっても、放置すれば「罪悪感」「依存」「崩壊」のいずれかに繋がる可能性があります。大切なのは、“欲求を否定する”ことではなく、“現実を見つめ直す”こと。本気になりかけたときこそ、自分を守るために立ち止まる勇気を持ちましょう。

あなたが本当に求めているものは、趣味や健全な人間関係の中で改善されるかもしれません。まずは自分が満たされない気持ちを特定し、自身の欲求を満たせる方法を見つけましょう。