「本気だよ」その言葉を聞いた瞬間、嬉しかったはずなのに、なぜか胸の奥がきゅっと苦しくなる。信じたい気持ちと、不安が同時に押し寄せてくる…そんな経験はありませんか?
優しくされるほど期待してしまい、期待するほど現実が動かないことに傷ついてしまうのは、あなたが弱いからではありません。それだけ、真剣に人を想っている証拠です。
この記事では、「本気だよ」という言葉に揺れる女性の心を丁寧にほどきながら、なぜその言葉が苦しさに変わってしまうのかを解説します。
あなたが「本気だ」と信じたくなった理由

不倫相手の気持ちが本気で嬉しいと思う反面、「この気持ちは本当なのだろうか?」と疑いたくなる気持ちが同時に表れる人は少なくありません。
相反する気持ちが同時に表れる理由を紐解いていきます。
「私だけには本音を見せてくれる」という特別感
女性は「感情の共有」を愛だと感じる傾向があるため、心の内を打ち明け合けてくれる=愛されている証だと感じるものです。
- 家庭では見せない弱さを打ち明けてくれた
- 「君にだけ話せる」と言われた
- 仕事や人生の悩みを真剣に相談された
- 大切に扱われていると感じた瞬間があった
だからこそ、こうしたやり取りは、「私は他の誰とも違う存在なんだ」「この人にとって私は特別なんだ」という感覚を生みます。
それでも心が揺れるのは、愛が足りないわけではない
不倫相手からの本気を感じながらも、「信じきれない自分は、冷たいのかな」「疑う私が悪いのかな」そう思ってしまう女性は少なくありません。
しかし不安になるのは、愛が足りないわけではありません。心が揺れるのは、本気で向き合っている証拠です。
疑う気持ちが生まれるのは、言葉と現実の間にズレを感じているからです。不倫という不安定な関係だからこそ、「これ以上傷つかないために」安心を求めてしまうのです。それは、あなたが自分の人生を大切に考えている証拠でもあります。
「本気」に見える行動と、女性が苦しくなる理由
不倫相手の行動は本気に見えるけれど、一緒にいるほどに苦しくなってしまうのは、関係性だけが原因ではありません。そこには必ず、本気かどうか疑いたくなる理由があります。
休日に会ってくれるのに、未来は曖昧なまま
休日は、本来なら家族や自分のために使う時間です。相手がその貴重な時間を使ってくれるならば、優先されている・選ばれていると感じられるでしょう。
特に不倫という制限のある関係では、「休日をくれる」という行為が、強い愛情表現に感じられます。
しかし、大切にされていると感じられる一方で、未来が曖昧なままでは心は苦しくなってしまいます。
- 記念日を避ける
- 将来の話になると話題を変える
- 具体的な約束はしない
- 「いつか」「そのうち」が増えていく
- 離婚の話になると急に黙る
このような状態が続くと、女性の心は少しずつ疲れていきます。なぜなら女性は「時間」だけでなく、安心できる未来を求めているからです。そこが満たされないと、どんなに優しくされても心は疲れてしまいます。
「君が一番大事」と言いながら離婚しない
「君が一番大事」「いずれはちゃんと考えている」言葉では強い愛情を示すのに、現実は何も変わらない。このような矛盾に苦しんでいる人も少なくありません。
本当に一番大事なら、人生の優先順位が変わるはずです。未来の選択が変わるはずです。しかし実際には、家庭はそのまま、「大事だ」と言われるけれど後回しになっている現実に、心をすり減らす人は少なくありません。
- 決断することで失うものが大きくて踏み出せない
- 現状維持が一番楽という心理
- 「いつか」という言葉で先延ばしする癖
本人の中では「本気の気持ち」と「行動」が乖離していることも多く、必ずしも悪意を持った行動とは限りません。本当に大切に思っていても、未来を考えることは別物だと考えているのです。
関係を重ねるほどに不倫相手の嘘が増える
不倫関係では、嘘が増えやすくなります。
- 自分を悪者にしたくない
- 両立させるために都合のいい説明を作る
- 相手を失わないために真実をぼかす
これは「あなたを騙そう」と考えているというよりも、自分の矛盾を守るためについている場合が多いです。
しかし関係が深まるほどに、現実を隠すのが難しくなっていきます。すると男性は「嘘をついてでも、そばにいたい」という考えから、本当のことを話すよりも整えた説明を話すことを選んでしまうのです。
それに反して女性は、話が少しずつ変わると、無意識のうちに記憶を辿って言葉と行動を照合するようになります。不自然な点が見つかると、安心するための確認が、疑う作業に変わっていきます。
不倫相手との将来を本気で考えている男性は、言葉だけではなく行動にも本気度が現れます。
女性のための「不倫・本気度セルフチェック」

ここでは、不倫相手がどう思っているのかは一度置き、自分自身の心と向き合う時間にしてください。今のあなたの心の状態をチェックしていきましょう。
不倫で心が疲れていないかチェック
次の質問に、静かに答えてみてください。
- 彼の都合に合わせることが当たり前になっていない?
- 自分の予定や気持ちを後回しにしていない?
- 会えない時間に、不安で自分を責めていない?
- 「私さえ我慢すれば」と思っていない?
これらの質問を考えるだけでも胸が苦しくなっているならば、それはあなたの心が「ちょっと休みたい」と言っているサインかもしれません。
本気度 × 心の消耗度マトリクス
続いて、相手の本気度と自分の心の消耗度を確認しましょう。当てはまる項目数を数えてみてください。
- □ 休日や連休にも、あなたのための時間を定期的に確保している
- □ 会う頻度や連絡が、気分ではなく一定のリズムで続いている
- □ 将来の話をすると、話題を逸らさず自分の立場を言葉にする
- □ 家庭の話に一貫性があり、後から辻褄合わせが増えない
- □ あなたの不安を「重い」と切り捨てず、向き合おうとする姿勢がある
- □ 会った後より、会えない時間の方が辛い
- □ 彼の言葉を何度も思い返してしまう
- □ 「疑う自分」を責めてしまう
- □ 友人や家族に話せず、気持ちを一人で抱えている
- □ 自分の予定や気力が、彼次第で左右される
度合いの目安は、「0〜1:低」「2〜3:中」「4〜5:高」となっています。
本気度と消耗度から、あなたの今の状態をチェックしてください。
- 本気度:高 × 消耗:低→今は穏やかな状態。現実と向き合う覚悟が必要
- 本気度:高 × 消耗:高→あなたの我慢で関係が保たれている状態
- 本気度:中 × 消耗:低→希望と不安が半々の状態。判断を急がず消耗度を上げないよう注意
- 本気度:中 × 消耗:高→愛情ではなく、執着に近づきやすい状態
- 本気度:低 × 消耗:低→感情的距離が取れている
- 本気度:低 × 消耗:高→最も苦しい状態。相手の行動が伴っていないのに手放せない状態
このように、本気度が高くても、消耗が大きい関係は健全ではありません。苦しいのは「愛が足りないから」ではなく、心の消耗が大きいからです。
どこに当てはまっているかを考えるだけで、自分の本音が少し見えてきます。
「本気かどうか」より、あなたが守るべきもの
不倫の中にいると、「彼は本気なのか」「いつか選んでくれるのか」に思考が集まりがちです。しかし、どれだけ考えても苦しさが消えないのは、本当に守るべきものが別の場所にあるからです。
不倫で一番後回しにされがちなのは、あなた自身の人生です。
- 笑えている時間は増えた?
- 自分を好きでいられている?
- 誰にも隠さず堂々と生きている未来を想像できる?
不倫相手が本気になってくれていても、あなたが孤独なら意味はありません。苦しい、寂しい、違和感がある自分の感覚を疑わないでください。それはあなたの心が、限界を知らせているサインです。
- 安心できる時間
- 自分を大切に扱うこと
- 心を休ませられる時間
あなたはどのような状態でも、これらを守って良いのです。あなたをすり減らす場所から、心を守ってください。
不倫で後悔しないために考えておきたい現実的リスク

どれだけ本気の恋愛をしていても、不倫には避けられない現実があります。
- 慰謝料や法的トラブル
- 家族・子どもへの影響
- 社会的信用や仕事への影響
「本気だから大丈夫」「二人の問題だから」と思っていても、現実は感情を考慮してくれません。相手の配偶者からの慰謝料請求や、家庭を壊したことによる周囲からの目や人間関係にも変化が起こります。
不倫がバレた場合、男性は静かに元の場所に戻るケースが多いです。「いつか私と一緒になってくれるはず」と考えて待っていた時間は、元には戻りません。
不倫関係で後悔として残りやすいのは、好きだったことではなく、自分の時間を後回しにし続けたことです。
まとめ|不倫相手の本気度を見極めるのは、自分を大切にすること
不倫相手が本気かどうか、その答えを探し続けてきたあなたは、きっとこれまで相手の言葉や行動を何度も見直し、自分の気持ちを後回しにしながら必死に考えてきたことでしょう。
しかし、本当に見極めるべきなのは、彼の本気度ではなくあなたの扱われ方と心の状態です。どれだけ「本気だ」と言われても、不安が消えず我慢が当たり前になっているならば、それはあなたを大切にする関係ではありません。
不倫相手の本気度を見極めることは、誰かを疑うためではなく、あなた自身を守り、人生の主導権を取り戻すために大切な行動です。
だからこそこれからは、「彼は本気?」と問い続ける代わりに、「私は、この関係で安心できている?」と問いかけてみてください。あなたはいつだって、大切にされるべき存在です。












