「レスがつらい。でも離婚して、本当に後悔しないだろうか」そのように考えながら、このページにたどり着いた人も多いはずです。
夫婦の間に会話や触れ合いがなくなり、孤独を感じる日々。それでも離婚を思い浮かべるたびに、「もっと他に選択肢があるのでは?」という迷いが心に浮かぶこともあるでしょう。
このページではレス離婚で後悔しやすいポイントを整理しながら、離婚を決める前に知っておきたい「他の選択肢」についてお伝えします。
レス離婚で後悔する人が多い理由

レスが原因で離婚した人は、性格の不一致などの他の原因に比べて、後悔する人が多いと言われています。なぜレス離婚で後悔する人が多いのか、その理由を見ていきましょう。
離婚後に見えてくる現実
レスを理由に離婚した人の中には、「離婚すれば楽になると思っていた」と振り返る人が少なくありません。
確かに、苦しかった関係から離れることで、心が軽くなる部分はあります。しかし時間が経つにつれ、次のような後悔が浮かぶ人が多いです。
- レス以外の問題を整理しきれていなかった
- 本当は寂しさや承認欲求の問題だったのかもしれない
- 「触れ合い」だけに答えを求めていた気がする
後悔の多くは、自分の気持ちを十分に理解しないまま決断したことにあります。レス問題だけを見つめていると、離婚後に他の部分が浮き彫りになります。
孤独感や経済的不安が想像以上だった
離婚後、自由な時間が増えても、夜の静けさや一人で迎える週末に、強い孤独を感じる人もいます。同じ家に誰かがいるという事実は、無意識の安心感になっていることがあります。
- 何気ない出来事を話す相手がいない夜
- 子どもがいない時間の静けさ
- 誰にも気づかれずに一日が終わる感覚
離婚したことにより、レスとは異なる孤独に直面する人もたくさんいます。

一人のほうが楽になると思っていたのに、こんなに寂しいとは思わなかった…
孤独を感じて、初めて後悔の気持ちが芽生えることもあります。
また、経済的な不安は、時間が経つほど重くなっていきます。
- 収入が減る
- 生活費をすべて一人で背負う
- 子どもの将来費用を考える責任
特に、子どもが小〜中学生の場合、教育費がこれから増えていく時期でもあります。「レスはつらかったけれど、生活の基盤は安定していた」そう気づいたとき、経済面の不安が後悔に変わることもあります。
レスだけを理由に離婚すると、あとで苦しくなりやすいケース
レスが原因で離婚をすると、後悔する人が多いとお伝えしました。ここでは、レスだけを理由に離婚すると、あとで苦しくなりやすいケースについてお伝えします。
レス以外は大きな問題がなかった場合
レス以外に大きな問題がなかった場合、離婚をしても想像していたほど心が軽くならないことがあります。
- 暴力やモラハラ、不倫などの問題がない
- 生活や子育ては支障なく回っていた
- 家計や生活の安定は確保されていた
このような場合、離婚によって失うものも少なくありません。その場合、離婚後に「本当に壊す必要があった関係だったのか」と考え始める人が多いです。
レスは確かにつらい問題ですが、それ以外の部分とのバランスを整理しないまま決めると、迷いが残りやすいのです。
話し合う前に諦めてしまった場合
レスが続くと、誘うことや本音を伝えること自体が怖くなります。
- 拒否されたら傷つく
- 拒絶されることを考えるだけで憂うつになる
- どうせ理解してもらえないかもしれない
- 本音を飲み込むのが当たり前になっていた
こうした心理が積み重なると、自然と「話し合うこと」を諦めてしまう人が少なくありません。しかし、話し合う前に諦めてしまうと「自分はちゃんと向き合ったのだろうか?」という疑問が、離婚後に残ることがあります。

話していれば、状況は変わったかもしれない…

本当に自分はやれるだけやったのだろうか
やり切った感がないまま終わる関係は、後悔として心に残りやすいのです。
我慢し続ける方が後悔するケース

ここで大切なのは、離婚しない選択が必ずしも正解とは限らないということです。周囲のことを考えて我慢し続ける方が後悔しやすいケースについてお伝えします。
心や体が限界を超えているサイン
レスが続く中で、離婚を躊躇いながら我慢を重ねると、心身への負担が積み重なります。
- 自分を責める思考が止まらない
- 不眠や食欲不振など、身体にストレスが現れる
- 喜びや楽しみを感じにくくなっている
- 反対に、些細なことで泣いたり怒ったりする
- 家にいる時間が苦痛
- 相手の行動や言葉に過敏に反応する

心や体が限界を超えているサインは、あなたの人生が壊れる前の警告!
このような状態が続いているなら、レスだけが問題だけではありません。限界を超えた状態で耐え続けると、後で振り返ったときに、「もっと早く決断していればよかった」という思いが強くなります。
子どものための我慢が、家庭を重くしている場合
子どもがいる家庭では、離婚を考えるときに「子どものために、今は我慢しよう」と考えるものです。
しかし、心や体の疲れを押し込めたまま過ごすと、知らず知らずのうちに家庭の空気や親子関係に影響が出てしまうことがあります。
- 家で笑うことが少なくなり、感情を抑えてしまう
- 子どもに対しても「怒り」「不満」「疲れ」を無意識にぶつけてしまう
- 「子どものために犠牲になっている」と感じ続ける
子どものために我慢しているつもりでも、親の表情が消え、家の空気が張り詰めていれば、子どもは敏感に感じ取ります。
我慢が「未来を守る選択」になっていない場合、続けること自体が後悔につながることもあります。
離婚を決める前に考えてほしい3つのチェックポイント
「やっぱり離婚するしかない」と考えている人も、離婚を決める前に考えてほしいことがあります。これから紹介する3つのチェックポイントを確認してみてください。
① レス以外の問題は何か
レスが続くと、辛さの原因がすべてそこにあるように感じてしまいます。しかし、少し立ち止まって振り返ってみると、苦しさの中心はレスだけではなかったかもしれません。
別の問題が重なっていなかったかを考えてみましょう。
- 会話が減った
- 気持ちを伝え合わなくなった
- 相手に期待することを諦めた
- 信頼感が薄れていた
- 価値観のすれ違いを感じていた
レスは「結果」であって、本当の原因が別にあることも少なくありません。
こうした小さなズレが積み重なった結果、心と体の距離が広がり、レスという形で表に出ることがあります。
その場合、レスだけを切り離して考えてしまうと、本当の問題を見落としたまま決断してしまうことになります。
② 本当に話し合う余地はなかったか
直接向き合うことだけが、話し合いではありません。面と向かって話すと「相手を傷つけてしまいそう」「空気が悪くなるのがつらい」と感じる人も、自分の気持ちを外に出す方法は他にもあります。
- 手紙やメッセージで気持ちを書く
- カウンセラーなど第三者を介する
- 期間を決めて距離を置く
「話し合いができなかった」と感じている人の多くは、本当は一人で抱え込んでいただけという場合も少なくありません。
「もう無理」と感じた理由を一度言葉にしてみることで、たとえ相手が理解しなくても、「自分は伝えた」という事実が後悔を減らします。
③ 離婚後の生活を具体的に想像できているか
レスの苦しさが限界に近づいているとき、人はどうしても「この関係から抜け出したい」「今のつらさを終わらせたい」という一点に意識が集中します。
その結果、離婚した「その後の生活」を十分に具体化しないまま決断してしまい、後悔するケースは少なくありません。
- 仕事と家事を一人で回す日常
- 夜、誰とも言葉を交わさずに過ごす時間
- 体調を崩したときに頼れる人はいるか
- 子どもとの関係性や、行事・進路のこと
- 収入や老後資金への不安が現実化したときの自分の心
「自由になる」「楽になる」というイメージはあっても、静かな日常の孤独や責任の重さまでは想像できていないケースが多いです。漠然とした不安のまま決めると、現実とのギャップが後悔を生みやすくなります。
関連記事:離婚に向けて動き出すとき――専業主婦が知っておきたい備え
他にもあったかもしれない「離婚以外の選択肢」

「離婚か我慢か」この二択で考え続けると、心はどんどん追い詰められていきます。実際には、その間にある選択肢を選ぶ人もいます。
距離を保ったまま、夫婦を続けるという考え方
私たちは無意識に、夫婦は分かり合い、寄り添い、すべてを共有すべきという理想像を持ちがちです。しかし現実には、気持ちの温度差や身体的な欲求が噛み合わないまま長い年月を共にする夫婦も少なくありません。
- 夫婦を「生活の共同体」として割り切る
- 期待値を下げ、役割として関係を保つ
- 夫婦をすべての拠り所にしない
- 感情の居場所を夫婦の外にも持つ
このような割り切った考え方を見ると、冷え切った仮面夫婦を想像するかもしれません。しかし実際には、無理な期待がなくなることで衝突が減り、心の消耗が小さくなることで、関係が安定するケースもあります。
「愛し合えないから終わり」ではなく、「壊さないために近づきすぎない」という考え方です。感情のすべてを夫婦関係に求めないことで、心の消耗が和らぐ人もいます。
「冷え切った夫婦関係は改善できる?頑張らない選択肢を知るために」では、夫婦関係が改善できない時の選択肢や、夫婦関係を壊さずに整える考え方について紹介しています。
心の居場所を夫婦の外に持つという選択
本来、夫婦は人生の大切なパートナーですが、すべての感情を受け止め合える関係であり続けるのは、現実的にはとても難しいものです。
- 性の価値観が合わない
- 気持ちのタイミングがずれてしまった
- 話しても分かり合えないテーマがある
そうしたズレが生まれたとき、「夫婦だけで何とかしなければ」と抱え込むほど、苦しさは増していきます。心の居場所を外に持つというのは、夫婦を否定することではなく、負担を分散させることでもあります。
- 話を聞いてくれる相手を作る
- 自分を否定せず受け止めてくれる相手を作る
- 異性として、人として扱われる時間を作る
「誰かに話を聞いてもらえる」「否定されずに気持ちを出せる」体験があるだけで、自分を責めることがなくなり、冷静さを取り戻せるようになります。
心の居場所を夫婦の外に持つと、離婚か継続かの判断を落ち着いた状態で考えられるようになります。
心の居場所を夫婦の外に持つということは、考えるための余白を作ることでもあります。必ずしも、家庭を壊すための関係とは限りません。
セカンドパートナーという「癒やし」を選ぶということ
心の居場所の持ち方は、人それぞれです。友人、趣味のコミュニティ、カウンセリングなど。中には、セカンドパートナーという関係を選ぶ人もいます。
それは必ずしも、離婚を決めるためでも、現状から逃げるためでもありません。
- 自分の感情を取り戻すため
- 孤独で判断を誤らないため
- 自分を壊さずに生きるため
このように、一時的な居場所として選ばれるケースもあります。もちろん、向き不向きはあり、すべての人に合う選択肢ではありません。
それでも、「離婚しかない」「我慢するしかない」と心が追い詰められているとき、セカンドパートナーという癒やしは、自分を壊さないための一時的な選択肢になることもあります。
既婚者同士で癒やしの存在になるための方法を知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
それでも離婚を選ぶなら、後悔を減らす考え方

もし最終的に離婚を選ぶとしても、それは「逃げ」ではなく自分を守る選択です。

ただし、その決断をどのように受け止め、どのように進むかによって、後悔の大きさは大きく変わります!
離婚後に後悔する人の中には、離婚を正当化しようとして、「これで幸せになるしかない」と自分に言い聞かせてしまう人がいます。その結果、離婚直後に寂しさや不安を感じた時に「失敗したかもしれない」と感じてしまうのです。
後悔を減らすために大切なのは、「幸せになるためだった」と言い切ることではなく、「あの時点の自分にとって、これ以上自分を壊さない選択だった」と認めることです。

正解か不正解かではなく、納得できる選択だったかどうかが、後悔を左右します!
だからこそ、「正解だったか」を問い続けず、「今の自分を、少しでも大切にできているか」「あの頃の自分より、呼吸がしやすいか」を基準に考えると、離婚後の後悔を減らせます。
まとめ|離婚してもしなくても、後悔はゼロにならない
レスに悩み、離婚を考えるほど追い詰められたとき、多くの人が「どちらを選べば後悔しないのか」を探します。しかし現実には、離婚してもしなくても、後悔がゼロになる選択はありません。
レス離婚で一番後悔しやすいのは、「考え切らないまま決めてしまった」と感じるときです。だからこそ大切なのは、自分の苦しさを軽く扱わず、理解してから選ぶことです。あなたが悩んでいること自体が、この問題が軽いものではない証拠です。
答えを急ぐ必要はありません。あなたが自分の感情に正直でいられる選択を、どうか大切にしてください。











