婚外恋愛体験談|経験者が語るリアルな葛藤と本当の幸せ

「夫婦関係に大きな問題はないのに、心が満たされない」
そんな思いから始まった、私の婚外恋愛とマッチングアプリでの出会い。
誰にも言えなかった葛藤、そしてそこから見えた“本当の幸せ”とは──。
同じような気持ちを抱えるあなたに、私の体験を正直にお話しします。

結婚して10年。表面的には順調な夫婦生活を送っていましたが、日々の生活の中で感じていたのは、深い孤独感でした。夫は仕事に追われ、私との時間を大切にしているとは思えませんでした。

会話も必要最低限。私の話に耳を傾けることもなく、いつの間にか私たちは「夫婦」というより「同居人」のような関係になっていたのです。 そんな中で、心の隙間を埋めたいという気持ちが静かに芽生えていきました。

【体験談①】心の隙間を感じた決定的な瞬間

ある日の夜、仕事で嫌なことがあった私は、夫に話を聞いてもらいたくて帰宅を待っていました。夫が帰ってきたとき、私は今日あった出来事を話し始めました。

「今日、職場でこんなことがあって…」

しかし、夫はテレビを見ながら「ふーん」と相槌を打つだけ。私の顔すら見てくれませんでした。最後まで話を聞いてもらえず、結局一人で寝室に向かうことになりました。

その夜、布団の中で涙が止まりませんでした。「私って、この人にとってどんな存在なんだろう」そう思った瞬間、心の中に大きな穴が空いたような感覚になったのです。

長年連れ添った夫婦だからこそ、言葉にしなくても分かり合える部分がある──そんな理想を信じていました。
しかし、私たちの間にあったのは、むしろ「言葉にできない距離感」でした。

日常の会話は、子どものことや家計の話ばかり。私の気持ちや内面の話題になると、夫はあからさまに関心を失うのです。
「疲れているから」「仕事が忙しいから」──そう言って、私の言葉を簡単に片付けてしまう毎日が続いていました。

朝は「おはよう」、夜は「お疲れさま」。
決まりきった挨拶だけが交わされる生活の中で、お互いの心に踏み込もうとする姿勢は、次第に消えていきました。

私は気がつけば、夫と一緒にいるのに、ずっとひとりでいるような孤独を抱えていたのです。

そんな日々が続くある日、友人から「最近、大人の出会いを求める人向けのアプリがあるらしいよ」という話を聞きました。
最初は「自分には関係ない」と思っていましたが、心のどこかで「誰かと深い話をしてみたい」という思いが少しずつ膨らんでいったのです。

マッチングアプリを始めた理由は、不倫がしたかったわけではありません。
ただ純粋に、「私の話をちゃんと聞いてくれる人」「気持ちをわかってくれる人」に出会いたい──その一心でした。

プロフィールには正直に「既婚者」と記載し、「友達として話せる相手を探しています」と書きました。
最初は後ろめたさもありましたが、「話すだけなら大丈夫だろう」という気持ちで、私は登録ボタンを押したのです。

アプリを始めて数日後、ひとりの男性からメッセージが届きました。 彼も既婚者で、私と似たような孤独を感じているという方でした。最初のメッセージには、こんな一文が添えられていました。

「お疲れさまです。プロフィールを拝見して、共感する部分が多く、メッセージをお送りしました。もしよければ、お話ししませんか?」

その文章はシンプルでありながら、押しつけがましさのない、優しいものでした。 長い間夫から感じることのなかった「配慮」が、そこにはありました。

私たちは、少しずつメッセージを重ねていきました。彼は、私の些細な話にも真剣に耳を傾けてくれ、的確な言葉で励ましてくれました。そして何より、私の感情を否定することなく、まっすぐに受け止めてくれたのです。

やり取りを重ねるうちに、私は徐々に心を開いていきました。恋に落ちたと感じたのは、彼から届いた「あなたの笑顔が見たい」というメッセージを読んだときでした。
家庭ではすっかり忘れていた「女性として大切にされている」という感覚が胸によみがえり、心が激しく揺れたのです。

彼との関係が深まるにつれて、私の心は次第に複雑になっていきました。彼と過ごす時間は、穏やかで心が軽くなり、自分らしくいられる。 けれど同時に、どうしようもない罪悪感も押し寄せてきます。

「これは不倫なのだろうか」「私は夫を裏切っているのではないか」──
そんな問いが、頭の中で繰り返されるようになりました。それでも、彼との時間を手放すことはできなかったのです。なぜなら、彼は私にとって、唯一心が安らぐ“居場所”になっていたからです。

【体験談②】初めて会った日の記憶

メッセージのやり取りを始めてから1か月後、ついに私たちは初めて会うことになりました。待ち合わせ場所は、都心の落ち着いた雰囲気のカフェ。その日が近づくにつれ、心臓の鼓動がどんどん速くなっていきました。

「本当に会っていいのだろうか」 「これは越えてはいけない一線なのではないか」

そんな迷いもありましたが、それでも彼に会いたいという気持ちのほうが強くありました。約束の時間より5分早くカフェに到着すると、彼はすでに店内の席に座って待っていました。写真で見るよりも落ち着いた雰囲気で、その姿を見た瞬間、私は少し安心しました。

「お疲れさまでした。今日はありがとうございます」

彼の第一声は、いつものメッセージと同じく優しく、私の緊張をやわらげてくれました。カフェでは約2時間ほど話をしましたが、メッセージ以上に彼の人柄の良さが伝わってきました。私の話にしっかり耳を傾け、どんな内容にも真剣に向き合ってくれる。それは、夫の態度とはまったく正反対でした。

帰り際、彼は「今度はもう少し長くお話しできたら嬉しいですね」と言ってくれました。
その一言に、私は完全に心を奪われてしまったのです。

彼と過ごす時間は、私にとって宝物のように感じられました。 話していると、あっという間に時間が過ぎてしまい、別れ際には胸が締めつけられるような寂しさを感じました。

彼は、私の話を深く理解してくれるだけでなく、自分でも気づかなかった私の良さを教えてくれる存在でした。「あなたは本当に思いやりがある人ですね」「その発想、素晴らしいと思います」

そんな言葉をかけてもらうたびに、長い間忘れていた“自己肯定感”が少しずつよみがえっていくのを感じました。また、彼も家庭で同じような孤独を抱えていたことがわかり、お互いの気持ちを深く理解し合える関係になっていきました。「同じ痛みを知る者同士」として、私たちの間には特別な絆が生まれていたのです。

こんなにも心が通い合う人がいるなんて── 結婚前には想像もしなかった感情が、私の中に生まれていました。

けれど、その幸せな時間には常に不安と苦しみが隣り合わせでした。 何より怖かったのは、夫にバレてしまうことです。スマホの通知音に過敏に反応し、メッセージの履歴を毎日消すのが日課となっていました。

彼と会う約束をするときには、「友人と会う」と嘘をつく必要がありました。嘘を重ねるたびに、罪悪感が少しずつ積み重なり、「私は最低な人間だ」と自分を責める気持ちが強くなっていきました。

特につらかったのは、夫がふとした瞬間に優しく接してくれるときです。 何も知らずに笑いかけてくれる夫の姿を見ると、胸が締めつけられ、「本当に私はこれでいいのか」と葛藤する毎日でした。

スマホの使い方にも神経を使いました。 既読のタイミング、返信の間隔、夫がそばにいるときに通知が来ないように設定するなど、常に気を張っていなければならなかったのです。

彼との関係が深まるにつれて、私は自分の気持ちと正面から向き合わざるを得なくなりました。それはもう、単なる「慰め」や「友人」の枠を超えた、本気の想いに変わっていたからです。

「この人を本気で愛してしまったら、私はどうなるのだろう」「彼も、私のことを本気で想ってくれているのだろうか」「でも、私たちに“未来”はあるの?」

そんな問いが、頭の中をぐるぐると巡っていました。 彼と一緒にいるときは幸せなのに、ふと一人になると、不安が押し寄せてきます。

この関係は続けていいのか、いずれ終わるのではないか──常に自問自答しながら過ごす日々。

ある日、彼から「あなたのことが本当に大切になりました」とメッセージをもらったとき、私は嬉しさと同時に、深い恐怖も感じました。 気持ちが深くなればなるほど、別れがつらくなる。それでも、その一瞬一瞬の幸せを、手放すことはできなかったのです。

どれだけ深い愛情で結ばれていても、婚外恋愛には「現実」という壁があります。私たちの関係にも、やがて終わりのときが訪れました。けれどこの経験を通じて、私は人生で最も大切なことに気づいたのです。

私たちが別れを迎えたきっかけは、彼の転勤が決まったことでした。 遠距離になることで、これまでのような頻繁な連絡や面会が難しくなることが明らかでした。

「君のことは絶対に忘れない。でも、お互いのために、この関係にはけじめをつけたほうがいいと思う」

彼のその言葉は、痛いほど現実的でした。私も心のどこかで、いつかこの日が来ることを覚悟していましたが、実際にその言葉を聞いた瞬間、胸が張り裂けそうになりました。

最後に会った日、私たちは多くを語りませんでした。ただ静かに「ありがとう」と言い合い、別れを迎えました。

彼は、私に忘れかけていた“自分の価値”を思い出させてくれた人です。 私も彼にとって、心の支えになれていたと信じています。

「あなたとの時間は、私の宝物です。この経験があったから、“本当の幸せ”が何かを知ることができました。──それが、私から彼への最後の言葉でした。

彼との関係が終わったあと、私は初めて真剣に、夫との関係について考えるようになりました。婚外恋愛を通して、自分が何を求めていたのかが明確になったからです。

私が本当に欲しかったのは、「理解されること」「大切にされること」「心を通わせられる会話」──でした。それは、本来ならば“夫婦の中”で満たされるべきものです。

まず私は、夫に正直な気持ちを伝えることから始めました。不倫のことではなく、私が日々感じていた孤独感や不満、心の距離についてです。

最初は戸惑っていた夫も、少しずつ私の気持ちに耳を傾けてくれるようになりました。その後、私たちは夫婦カウンセリングにも通うことを決意しました。第三者を交えることで、これまで見えなかった本音を、ようやく伝え合うことができたのです。

夫も、私がどれだけ孤独だったかに気づいてくれ、少しずつ変わろうとしてくれました。
完全に元通りにはなりませんが、以前よりもずっと「お互いを尊重できる関係」になったと感じています。何より、私は“自分の気持ちを素直に伝える勇気”を取り戻すことができました。

婚外恋愛という経験を経て、私は「ひとりでも幸せでいられる」という感覚を手に入れました。それは、誰かに依存することなく、自分の人生に満足し、前向きに生きていく力です。

変化①:自己肯定感の回復

彼との関係を通して、私は自分の存在価値を再認識することができました。 長い間、夫に認めてもらえない日々の中で失われていた自信が、彼の言葉と接し方によって少しずつ回復していったのです。

「私は、愛される価値のある人間なんだ」そう実感できたことは、その後の人生において大きな支えとなりました。

変化②:新しい趣味と人間関係の構築

心に余裕が生まれたことで、私は新しいことに挑戦したいという気持ちが湧いてきました。
以前から興味のあった陶芸教室に通い始め、そこで新しい友人たちと出会うこともできました。夫以外の人たちと“健全な関係”を築くことで、人生そのものが少しずつ豊かになっていったのです。

変化③:将来への前向きな気持ち

かつての私は、「このまま何となく年を取っていくのかな」と漠然とした不安を抱えていました。でも今は、たとえ夫婦関係が完璧でなくても、自分の力で充実した人生をつくっていけるという“確信”があります。

将来に対して明るい気持ちを持てるようになったのは、あの経験があったからこそだと感じています。

婚外恋愛に悩むあなたへ、伝えたいこと

今、婚外恋愛に悩んでいる方、または婚外恋愛を考えている方へ──。私の体験が、少しでも何かのヒントになればと願いながら、最後にお伝えしたいことがあります。

これは正解や不正解を提示するものではありません。あくまで一つの“体験談”として、読んでいただければ幸いです。

婚外恋愛は、想像以上に心の負担が大きいものです。罪悪感、不安、嘘をつくストレス──そのどれもが、日常生活に少なからず影響を与えます。

また、相手も既婚者である場合、関係に未来がないことは最初から分かっているはずです。
それでも、感情が深まってしまえば、別れのつらさは計り知れません。

一時的な癒やしの代わりに、長期的な苦しみを背負うことになる可能性がある。このリスクを、きちんと理解しておく必要があります。

そして、家族や周囲の人の関係が明るみに出た場合、信頼の回復は極めて困難です。 場合によっては、社会的な制裁を受ける可能性すらある──。
この現実を、どうか忘れないでください。

それでも関係を持つことを選ぶなら、以下のことを心に留めておいてください。

その1、相手の気持ちを尊重する 相手にも家族があり、それぞれの事情があります。自分の感情だけでなく、相手の立場や気持ちも常に考慮することが大切です。一方的な愛情の押し付けは、相手を苦しめることになります。

その2、現実逃避の手段にしない 婚外恋愛を、夫婦関係の問題から逃避する手段として使ってはいけません。根本的な問題解決にはならず、状況をより複雑にするだけです。まずは自分の気持ちと向き合い、本当に求めているものが何かを見極めることが重要です。

その3、いつかは終わりが来ることを受け入れる 婚外恋愛には必ず終わりがあります。その事実を最初から受け入れ、心の準備をしておくことが大切です。永続的な関係を期待せず、限られた時間の中での出会いとして大切にしてください。

婚外恋愛を考える背景には、必ず「今の生活に満たされていない何か」があるはずです。

でも、解決の方法は恋愛だけではありません。

夫婦関係の改善に取り組む まずは、現在のパートナーとの関係改善に努力してみてください。お互いの気持ちを素直に伝え合い、必要であればカウンセリングを受けることも検討してみてください。長年連れ添った相手だからこそ、新たな発見があるかもしれません。

自分自身の成長に投資する 新しい趣味を始める、資格を取得する、友人関係を広げるなど、自分自身の成長に時間とエネルギーを投資してみてください。充実感は、必ずしも恋愛関係から得られるものではありません。

専門家に相談する 一人で悩まず、カウンセラーや信頼できる人に相談することをおすすめします。客観的な視点からアドバイスをもらうことで、今まで見えなかった解決策が見つかるかもしれません。

【最後のメッセージ:体験談】

この記事を書いている今、私は心から言えることがあります。婚外恋愛は私に多くのことを教えてくれましたが、それ以上に大切なことを学びました。

本当の幸せは、誰かに愛されることではなく、自分自身を大切にし、周りの人との健全な関係を築くことにあるということです。

彼との出会いがなければ、私は自分の価値に気づくことができませんでした。でも同時に、その経験があったからこそ、家族の大切さも再認識できました。

今、同じような悩みを抱えているあなたにお伝えしたいのは、「答えを急がないでほしい」ということです。自分の気持ちと丁寧に向き合い、本当に大切なものが何かを見極めてください。

そして、どんな選択をするにしても、自分と周りの人を大切にする気持ちを忘れないでください。それが、本当の幸せへの第一歩だと私は信じています。

婚外恋愛は、多くの既婚者が心の奥で抱える複雑な感情の表れです。私自身の体験を通して、その喜びと苦しみ、そして最終的に得られた気づきをお話ししました。

この体験から学んだ3つの重要なポイント:

  1. 心の隙間は恋愛以外でも埋められる – 自己肯定感の回復や新しい人間関係の構築など、様々な方法で人生を豊かにできます
  2. 現実と向き合う勇気が必要 – 婚外恋愛には必ずリスクと代償が伴います。それらを十分理解した上での判断が重要です
  3. 本当の幸せは自分の中にある – 誰かに依存するのではなく、自分自身で幸せを見つける力を育むことが最も大切です

もし今、同じような状況で悩んでいる方がいらっしゃるなら、まずは自分の気持ちと丁寧に向き合ってみてください。そして、一人で抱え込まず、信頼できる人や専門家に相談することをおすすめします。

どんな選択をするにしても、自分自身と周りの人を大切にする気持ちを忘れずに。それが、真の幸せへと続く道だと私は信じています。

カップル写真

既婚者のためのマッチングコミュニティ

Afternoon.

既婚者同士の友達作りから、セカンドパートナーや婚外恋愛パートナーの出会い探しまで。

他サイト・アプリよりも真剣度の高いお相手が見つかること間違いなし。アフターヌーンでときめきと癒やしを見つけませんか?

\ 1分で無料登録できます! /

公式サイトを見る >

Afternoon.編集部

関連記事アイコン
関連記事
こちらの記事もどうぞ