結婚して家庭を持っているにもかかわらず、「恋愛がしたい」と感じてしまう…。そんな自分の気持ちに戸惑った経験はありませんか?
「妻のことは嫌いじゃない」「家庭を壊すつもりもない」それでも、心のどこかで満たされない。そんな複雑な感情を抱える既婚男性は少なくありません。
今回は、「既婚者なのに恋がしたい」と感じる男性のリアルな心理とリスク、そして恋に走る前に考えるべきことについて深掘りしていきます。
「既婚なのに恋がしたい…」その気持ちは異常なのか?

既婚者なのに恋がしたい気持ちになると「自分は異常なのではないか?」と考えてしまうでしょう。実際、既婚者が恋愛をしたいと感じるのはおかしいことなのでしょうか?
「家庭は大切、でも心が満たされない」二つの感情は共存する
結婚生活が長くなると、夫婦関係は生活の共同体になりがちです。日々の仕事、家事、子育て……。家庭を大切に思う気持ちはあれど、どこか心が満たされないと感じる人は少なくありません。
家庭を守りたい気持ちと、ときめきを求める気持ちは、相反する感情に思えるでしょう。しかし、実際は多くの人の中で共存する感情なのです。
既婚男性でも恋をしたくなる3つの瞬間
多くの既婚男性が恋がしたい!と思う3つの瞬間を見ていきましょう。
- パートナーとの関係が冷めたとき
- 承認欲求やドキドキを求めたくなるとき
- 心が満たされない孤独感を感じたとき
夫婦間での会話やスキンシップがなくなり、心の距離を感じるようになると、他の人と恋愛をしたいと感じるのは当然の感情です。「誰かに必要とされたい」「魅力的な男だと思われたい」という気持ちから、新たな恋を求めるようになるのです。
既婚者なのに恋愛したい男性の本音と心理とは?

それでは実際に、既婚者なのに恋愛したいと感じる男性の本音と心理を見ていきましょう。
結婚しているのに恋がしたいと思う男性心理は、決して遊びたい気持ちや性的欲求だけではありません。恋がしたい気持ちに隠された本音を紹介します。
男性として見られない孤独感
家庭の中では「夫」や「父」としての役割に専念しすぎるあまり、「男としての自分」が忘れ去られていると感じる男性もいます。

最近、妻から名前で呼ばれていない
父親としての役割を求められすぎると、自分の存在意義を見失い、孤独感を感じるようになります。
- 子どもを介してしか会話をしていない
- 褒められた記憶がない
このような小さな積み重ねが、心の空白を生むのです。
家庭では“役割”でしかない自分

生活は安定しているけれど、どこか虚しい気持ちになる
そのように感じるのは、自分の存在が便利な家族要員になっていると感じるからかもしれません。
- 稼ぎだけを当てにされて、一人の人として見てもらえない
- 送り迎え要員など、都合のいい時しか子どもと過ごす時間がない
- 妻から疎ましく思われている
- 家族のお出かけでは、ただの財布と化している
家族にとって都合の良い存在でしかなくなると、恋愛を通して「一人の男性として見てもらいたい」と感じるのは自然な感情です。
日常に刺激やときめきを求める気持ち
同じような毎日が続くと、マンネリ化を解消したい気持ちからときめきを求めるようになります。若い頃のようなトキメキ、連絡が来るたびに高鳴る鼓動…。
恋愛がくれる“非日常のスパイス”は、現実に疲れた心にとって甘美に映るものです。

あの頃の青春をもう一度味わいたい!
「このまま老いていくのか」という焦燥感
年齢を重ねるにつれ、ふとよぎる「老い」や「終わり」のイメージ。ふと日常を振り返った時に、このまま微妙な関係の妻と仕方なく共に過ごしながら、子どもに疎ましく思われる日々が続くのか、と虚しい気持ちになる時もあるでしょう。
そのような時、ふいにやってきた出会いに心が動くこともあります。

これが最後のチャンスと思うと、逃したくない気持ちになります。
恋愛ができる、誰かにときめく気持ちは特別な感情です。年齢を重ねる事に、もう一度恋がしたい気持ちは強くなるものです。
恋をすることで自分を取り戻したい気持ち
恋愛がしたいと思っている既婚男性の中には、「自分にはまだ魅力がある」と実感したくて、恋に進む人もいます。
妻から男として見てもらえない日々が続くと、男性としての自信を失ってしまいます。「自分なんてどうせ」という気持ちが強くなり、卑屈になってしまうでしょう。
恋をしたいと思う気持ちは、自信を失いかけている自分を立て直すための“心の処方箋”なのかもしれません。
結婚しても恋愛したい男性が直面するリアルなリスク

結婚しても恋愛がしたいと思う気持ちの裏には、様々な本音が隠されていました。恋をしたいと感じる気持ちそのものは、とても素敵な感情です。
しかし既婚者である以上、恋愛をするうえではリスクが伴います。
浮気・不倫発覚のリスクと代償
恋愛感情に突き動かされて行動に出た場合、信頼を失い、家庭崩壊や慰謝料請求といった代償が待っていることを忘れてはいけません。
衝動的な行動が、パートナーや子どもの心に深い傷を残すこともあります。「大切なものを守りたい」と思っているなら、感情だけで行動しないことが大切です。
恋愛相手に依存される・こじれるケースも
恋愛関係が進むと、相手の期待が膨らみ「離婚してほしい」と迫られるケースもあり得ます。家庭を第一に思いながらも、息抜き程度に付き合っていた関係性でも、相手側が本気になる可能性は充分あります。

不倫関係は沼りやすいですね。
秘密の関係だからこそ、割り切った関係であること、家族が第一であることは伝えておきましょう。くれぐれも、相手との未来を匂わせるような発言はしないように注意してください。
職場・友人関係など社会的信頼の喪失
ひとたび噂が広まれば、職場の信用を失ったり、友人関係が壊れたりと、社会的な立場に影響を及ぼすこともあります。
噂はどこから広がるかわかりません。あなたが気づかないうちに、不倫相手との密会現場を見られる可能性もあります。相手の女性が誰かに話したことで、回り回って身近な人に伝わることもあるでしょう。
「自分は大丈夫」と過信しないことが、身を守る第一歩です。
既婚者同士の恋愛はリスクが少ない理由

既婚者の恋愛にはリスクがつきものです。しかし、相手も既婚者であればバレるリスクやこじれる心配も少なくなります。
お互いに「壊せない家庭」がある安心感
既婚者同士ならば、お互いに家庭を壊さないために慎重に行動するようになるでしょう。SNSで関係性を匂わせたり、周囲の人に不倫相手の話をしたりする心配も少なくなります。

同じ立場だからこそ、安心して関係を続けられます!
パートナーに与える影響や、連絡しづらい時間帯への理解もあるため、無駄に説明をする必要がありません。言わなくてもわかってもらえる関係は、安心感を生みます。
依存しすぎず、ドライな関係を築きやすい
お互いにパートナーがいるからこそ、依存しすぎずに適度な距離感で関係性を築けます。不倫関係は本気になってしまうと、破綻しやすくバレるリスクも高まります。
その点、既婚者同士ならば依存しすぎる心配がありません。

はじめにお互いの条件を伝えあっておくと、より安心です!
価値観が近いから関係が長続きしやすいケースも
既婚者ならではの悩みを話し合える関係性だからこそ、長続きしやすい可能性があります。既婚者と独身カップルでは理解が難しい子どもの問題や、配偶者への思いも、既婚者同士ならば理解しあえることが多いでしょう。

妻に対する気持ちを理解してもらえた時は、安心しました。
恋がしたい既婚者は決して、配偶者の存在を毛嫌いしているわけではありません。本当は繋がりたいのに、避けられてしまうことに心を痛めているケースが多いです。そうした微妙な気持ちを感じ取れるのは既婚者女性だけです。

恋人でもあり戦友でいられる関係性は、心の支えになります。
既婚者が恋がしたい時に出会える出会いの場とは?

既婚者が恋をしたいと思った時、身近な相手と関係を持つのは難しいものです。ここでは、自然な流れで繋がれる場所を紹介します。出会いの場がなくて困っている人は、ぜひ参考にしてください。
マッチングアプリ
既婚者が恋人を探す時におすすめなのは、マッチングアプリです。スマホ一つで気になる相手を見つけられるので、忙しい人でも出会いを見つけられます。
既婚者専用のマッチングアプリを利用すれば、既婚者女性と繋がれます。恋愛目的はもちろんのこと、趣味のあう人や、気軽に愚痴や相談ができる相手も。価値観のあう人を見つけやすいのが、一番のメリットです。
Afternoon.(アフタヌーン)では、30〜50代の同じような境遇の既婚者と出会えます。プロフィールを見て合う人を見つけられるので、趣向の合う既婚者女性とマッチングできますよ。
趣味サークルや社会人サロン
趣味サークルや社会人サロンでは、趣味を通じた自然な出会いができます。共通の趣味や価値観を持っている人と出会えるので、心の距離が自然と縮められるでしょう。
継続的に通うことで人間関係が広がりやすく、様々な人と繋がれます。家庭とも職場とも異なるサードプレイスとなり、心の居場所となるでしょう。
オンラインコミュニティでの自然なつながり
オンラインコミュニティは、共通の目的や関心で繋がれる場所です。出会いを目的としなくても自然と話がはずみやすく、深いつながりに発展しやすいでしょう。
匿名性があるため緩く繋がることができ、心地よい距離感で交流を楽しめます。メッセージのやり取りから少しずつ関係が深まることが多く、段階を踏んで関係を構築できます。

新しい場所に飛び込むのが苦手な人におすすめです!
既婚者同士の恋愛を“長続き”させるには?

既婚者同士の恋愛は、同じ境遇だからこそ長続きしやすいものです。だからといって、本能のままに会っていればいいというわけではありません。ここでは、既婚者同士の恋愛を長続きさせるためのコツを解説します。
「家庭と恋愛を切り分けられるか」が鍵
既婚者との恋愛を長続きさせるためには、何があっても家庭を壊さないという強い意志が必要です。家庭と恋愛を切り分け、どちらも大切に思えるかどうかが鍵です。

恋人といるのが楽しいから、家には帰りたくない・・・
このように相手の女性に依存しすぎると、家庭も恋愛も壊してしまいます。外での恋愛を楽しんで良いのは、家庭を大切にしている人だけです。
相手と同じ温度感を保つ
既婚者同士の恋愛では、気持ちの差が大きいと、どちらかが傷つきやすくなります。関係を続けるためには、お互いの距離感と目的を共有することが不可欠です。
- 体の関係の有無など、どこまで許容するかを決める
- 会う目的を共有する
- 寂しさをぶつけすぎない
- 定期的にお互いの気持ちを共有する
定期的にお互いの気持ちを共有しておくと、温度差が開く心配がなくなります。

すべてを伝え合うことを条件にすると安心です!
連絡の頻度・会う頻度を調整する
関係を持ち始めた直後は、燃え上がる気持ちから毎日会いたくなるものです。しかし、「毎日会いたい」、「ずっと一緒にいたい」気持ちを相手にぶつけすぎると、長続きしません。

既婚者同士の恋愛は、お互いの日常生活を崩さないことが大切です。
感情に流されず、冷静な判断力を保つことが関係継続のカギとなります。
束縛・依存しないことが長続きのコツ
秘密の関係に依存や執着が入り込むと、関係が破綻しやすくなります。恋愛は「支え合い」であって、「依存」ではありません。
例えば、相手の夫の話を聞いて「ひどい人だ!俺ならそんな顔はさせない。そんな人とは別れた方がいい」というように、相手の家庭に踏み込みすぎるのはNGです。

相手の家庭を壊すような言動はご法度です!
恋愛に走る前に、自分の「心の空白」と向き合ってみる

恋愛したい気持ちになった時、踏み出す前に自身の心と向き合う時間を作りましょう。ぽっかりと空いた心の空白を知ることで、自分を満たす方法が見つかるかもしれません。
本当は誰にわかってほしいのか?
「恋をしたい」という気持ちの裏には、誰かに自分の本音を理解してほしいという欲求が隠れているかもしれません。
本当は誰に自分の気持ちを理解してほしいのか?本当はどうしたいのか?一度向き合ってみましょう。
恋愛が満たしてくれるものは、他の方法で埋められないか?
趣味や新たな人間関係、自分磨きなど…。恋愛以外の方法でも、心の満足感を得られる可能性は充分あります。一時のときめきに頼らず、自分を立て直す手段を探してみましょう。
日々の日常を充実させることで、意外と満たされることもあります。
“ときめき”は一時的でも、“信頼”は一生もの
今だけの甘い関係は、いつか終わりがくるかもしれません。ときめきは一時的な感情であり、長く続けばマンネリ化することもあるでしょう。
しかし、家族や信頼は、一生をかけて築いていくものです。どちらが自分にとって本当に大切なのか、立ち止まって考えてみてください。

家族の大切さを再確認するタイミングかもしれません。
【まとめ】恋愛感情とどう向き合うかが人生を変える

既婚男性が恋愛したいと感じるのは、決して異常なことではありません。「孤独」や「承認欲求」を満たしたい気持ちが、恋愛への憧れを強めます。既婚者同士ならば、リスクが少なく割り切った関係を楽しめるでしょう。
ただし、行動に移す前に、何を得て何を失うのかを冷静に考えてください。恋愛感情は自然なものですが、その感情とどう付き合うかは、あなたの「選択」と「覚悟」にかかっています。