「彼に優しくされたあの瞬間が忘れられなかった」「もう終わったことなのに、思い出すたび胸が苦しい」
誰かを好きになった気持ちは本物だったとしても、“シタ側”になった今、後悔や罪悪感に押しつぶされそうになっていませんか?
この記事では、浮気・不倫をしてしまった女性がどんな瞬間に後悔するのか、そしてその後どう立ち直っていけるのかを、体験談を交えながら丁寧に解説します。
シタ女が「後悔する瞬間」とは

浮気・不倫をしてしまった女性のことを、シタ女と呼びます。シタ女と聞くと「性悪女」「自業自得」「性格が悪そう」といったネガティブな単語を聞くことが多いかもしれません。
しかし、実はシタ女も浮気や不倫をしてしまったことを後悔する時があります。
①バレてしまい、信頼を失ったとき
家族や夫に知られてしまった瞬間、世界が崩れるような感覚に陥ってしまいます。夫や家族の表情が変わり、日常の温かさが一瞬で冷え切ってしまうからです。その瞬間、自分が何を失ったのか気づくでしょう。
- 家族の笑顔
- 信頼してくれた夫
- 家庭という安全な場所
これまで当たり前のようにあった大切なものたちが、自分の選択によって壊れてしまった。そのことに気づいた時、絶望を感じます。

あのとき一線を越えなければ・・・何度も自分を責めました。
バレた後の最大の苦しみは、“謝っても信じてもらえない”ことです。どれだけ涙を流しても、相手の心はすぐには戻りません。
「夫にバレた日、何も言わずに泣く彼の姿を見て、“この人をこんなに傷つけてしまったんだ”と初めて実感しました。その夜、息ができないほどの後悔に襲われました」(43歳・主婦)
②相手に本気になってしまい、報われなかったとき
不倫相手を本気で愛していたのに、連絡が途絶えた瞬間「私は何をしていたんだろう」という自己否定が始まります。

私にとっては特別だったけど、相手にとっては遊びだったのね・・・
一緒にいた時間、言葉、温もりまでもがすべて嘘のように感じられてしまうでしょう。不倫の恋には“終わり”があることを頭では分かっていても、心では「私たちは終わるわけがない」と信じている女性はたくさんいます。だからこそ、いざ終わりが来た時に「もっと早く線を引けばよかった」「好きになる前に止めておけばよかった」と後悔してしまうのです。
「“奥さんとは別れる”という言葉を信じていたけれど、突然連絡が途絶えて、何も言えずに終わってしまいました。そのとき初めて、自分が誰よりも愚かだったことに気づきました。」(38歳・会社員)
③家庭を見つめ直したときに湧く罪悪感
本当に家族を愛しているからこそ、家庭を見つめ直した時に過去の自分の行動が悔やまれます。家族と食卓を囲み、子どもや家族の笑顔を見た時、心の底から「自分は何をしていたんだろう」と胸が締め付けられます。
シタ女は日常の温かさを取り戻すほどに、後悔が深くなるのです。
「子どもの寝顔を見たとき、“この子を裏切ることをしていたんだ”と涙が止まりませんでした。誰にも言えないまま、自分を責め続けています」(45歳・パート)
なぜシタ女は後悔してしまうのか

シタ女が後悔する瞬間について見てきましたが、「どうしてシタ女は後悔してしまうのでしょうか?」自分で選んだ道にも関わらず、後悔してしまう理由について見ていきましょう。
①一時的な寂しさを“恋”と錯覚していたから
シタ女が後悔するのは、「誰かを好きになったつもり」が「自分を満たしてくれる誰かを求めていた」という現実に気づいてしまうからです。

自分のことを見てくれる人がほしかっただけなのね・・・
シタ女が不倫をする背景には、夫との会話が減り、感情を共有できなくなってしまった寂しさが募っているケースが多いです。心にぽっかりと穴が空いたような孤独感を感じ、それを埋められる存在を探しています。
不倫をしたのは、家族を差し置いても魅力的な相手に惹かれてしまったわけではありません。夫婦関係のマンネリや孤独を埋めたくて、優しくしてくれた人に恋のような錯覚を覚えただけです。
実際にそれは「恋」ではなく、現実の痛みを一時的に麻痺させる感情に過ぎません。そのことに気づいた時、人は強い後悔を覚えます。
②罪悪感を抑え込んでいた反動
最中は「大丈夫」「誰にも迷惑をかけていない」と思い込んでいても、感情を押し殺した分だけ反動が起こります。なぜなら人の心は本来、感じることでバランスを取るものだからです。
感じないようにしていた感情は、時が経つと「後悔」となり、抑え込んでいた分だけ溢れだしてしまいます。

その反動は、感情を封じ込めた期間が長いほど強くなります。
特に不倫中は、自分の行動を正当化するために「夫とはもう冷めてるから」「彼の家庭もうまくいってないし」と、自分の心に言い聞かせ続けるでしょう。その結果、関係が終わった後に「私は自分の心をごまかしていただけだ」と後悔するようになるのです。
③“良い妻・母でありたい自分”とのギャップ
多くの女性は、結婚や出産を経て、「家庭を大切にしたい」「子どもに恥じない生き方をしたい」と願っています。しかし不倫をすることで、“理想の自分”と“実際の行動”の間で矛盾が生まれ、自己否定が強まっていきます。

妻として母として、誇れる生き方をしていない・・・
理想の自分と大切な家族を裏切ってしまったことで、「自分なんて幸せになる資格がない」と感じてしまう人も多いのです。
後悔を癒して前に進むためのステップ

シタ女になってしまった後悔を抱え続けるのは苦しいものです。ここでは、後悔する気持ちを癒やして前に進むための4つのステップを紹介します。
①まず「自分の感情」を否定しない
まずは、自分の感情を否定しないことが大切です。後悔や罪悪感も「大切な感情」として受け止めましょう。自分の感情を否定して押し殺してしまうと、心を癒やすことはできません。
- 自分の感情を書き出す
- 泣く
- 信頼できる人に話す
自分の中に渦巻いている感情を外に出すことで、少しずつ心の整理がついていきます。
「ずっと自分を責めて泣けなかったけど、カウンセリングで“それでもあなたは人間です”と言われた瞬間、
声をあげて泣いてしまいました。あの涙で少しだけ心が軽くなった気がします」(41歳・看護師)
②原因を客観的に見つめ直す
「なぜそうなったのか」を知ることが、同じ過ちを繰り返さない鍵になります。「当時の自分」のことを他人のように眺めてみましょう。
大切な友人に起こった出来事と思うことで、「なぜそうしたのか」を責めずに掘り下げられます。まずは、不倫に至った原因を思い出してみましょう。
- 夫との間に距離があり、寂しさがあった
- どこか、心が満たされない感覚があった
- 自分がまだ“女として見られる”と感じたかった
- 誰かに優しくされたかった
このように“その行動を選んだ背景”を見つけることで、「私が間違った人間だからしてしまった」と考えるのではなく、「心のどこかに満たされない部分があった」のだと理解できるようになります。
③償いと再構築を考える
償いは“謝罪”よりも、“態度の積み重ね”によって形になります。
- 家族との時間を丁寧に過ごす
- 嘘をつかない人間関係を心がける
- 自分の心を無視せず、正直に生きる
こうした日々の小さな積み重ねが、再構築に繋がります。例え相手が許してくれなくても、自分の誠意は自分で示すことが大切です。
“再構築”というと、「壊れたものを元に戻す」というイメージを持つ人が多いですが、本質は「これからの自分の軸を再び築く」ことです。
家族関係を再構築したいなら、まずは“自分自身との信頼”を取り戻すことが大切です。これからの人生を再構築したいなら、“何を大切に生きたいか”を再定義する必要があります。

過去をやり直すのではなく、“今の自分で新しく生き直す”ことが、再構築に繋がります!
④「自分を取り戻す」行動を始める
自分を取り戻すためには、小さな「好き」や「心地よさ」を取り戻すところから始めましょう。「あなたは何をしている時に安心しますか?」「どんな瞬間に、素直に笑えますか?」自分に問いかけ、心を再生させる行動を始めてください。
- 朝のコーヒーをゆっくり飲む
- 昔好きだった音楽を聴く
- ひとり散歩をして季節を感じる
- その日感じた「嬉しいこと・悲しいこと」をノートに書く
- 朝・夜に3分だけ深呼吸をする
大切なのは、誰かのためではなく自分のために行動することです。「こうすべき」より「こうしたい」で選ぶことで、自分を取り戻せるようになります。
取り組んでみたいことや、好きだったことを実践できる元気が芽生えたら、趣味や学びの時間を作り、心を再生させていきましょう。趣味関連やワークショップなど、思い切って新しい環境に身を置くのも一つです。
「誰かに愛される」のではなく「自分を愛せる」生き方へ進んでいきましょう。
それでも「後悔の気持ち」が消えないときは
後悔を癒すためのステップを実践しても、後悔の気持ちが中々消えないこともあるでしょう。その時は焦らず、無理に忘れようとせず、「あの経験があったから今がある」と考えてみてください。
どうしても一人でかかえきれない時は、カウンセリングを受けたり信頼できる人に相談したりして、心を“解毒”する時間を持ってください。「自分が悪いから仕方ない」「後悔しないといけない」など、自分を責める気持ちを持ち続けると心が壊れてしまいます。
- とにかく誰かに聞いてもらう
- 自分の今持っている感情を肯定してもらう
それだけで心が楽になることがあります。
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大切な家族のためにも、自分の心を元気にすることが先決です!
後悔は「もう一度、誠実に生きたい」という希望の裏返しでもあります。後悔をもち続けること自体は悪いことではありません。大切なのは、自分を責めずに癒やす時間を持つことです。
まとめ|“シタ女”だった過去も、自分の一部として受け入れていこう

後悔は、あなたが人として誠実だからこそ生まれる感情です。それは、「自分の過ちを見つめ直す力」であり、未来を変えるきっかけでもあります。
過去を消すことはできなくても、「同じ過ちを繰り返さない生き方」を選ぶことはできます。その選択こそが、あなた自身を赦し、再び人生を取り戻す第一歩となります。











