“旦那が嫌い”と感じたその時、産後クライシスを乗り越える対処法

子どもが生まれて幸せなはずなのに、なぜか旦那のことが嫌いになってしまう——そんな自分に戸惑った経験はありませんか?「産後クライシス」と呼ばれるこの状態は、多くのママたちが通る道です。本記事では、“旦那が嫌い”と感じたその時にどう向き合い、どう乗り越えていけるのかを6つのステップでご紹介します。

産後に夫への愛情が薄れたり、イライラが募ったりするのは珍しいことではありません。その背景にはホルモンの変化や、育児への負担、パートナーへの期待のギャップがあります。まずはその理由を理解し、自分を責めないことが第一歩です。

出産後はホルモンバランスが大きく変動します。オキシトシンやエストロゲンの減少は、情緒不安定や愛情の低下を招くことがあります。こうした体の変化は自然なもので、自分ではコントロールしきれない部分でもあります。

睡眠不足、授乳、泣き止まない赤ちゃん……ママの毎日は常にフル稼働です。そんな中で夫が自分のペースで過ごしているように見えると、「なぜ私ばかり?」という不満が蓄積します。また、「お願いしないと何もしてくれない」という不満が積もることで、パートナーに対する信頼感も損なわれがちです。

「もっと手伝ってくれると思ってた」「もっと気遣ってくれるはず」——理想と現実のギャップが、旦那への苛立ちや嫌悪感に変わることも。こうした“心のズレ”は、きちんと向き合うことで修正可能です。理想の夫像と現実の差を客観的に見直すことも、心の整理につながります。

「嫌い」と感じた時、その感情を無理に否定せず、まずは丁寧に見つめ直してみましょう。感情を整理し、言語化することで、自分自身の心の奥底にある本音やニーズが見えてきます。

日々のモヤモヤをノートに書き出してみましょう。「いつ」「何に対して」「どんな気持ちだったか」を書くだけでも、心がスッキリし、冷静さを取り戻せます。また、可視化することで「繰り返されているパターン」や「自分の地雷」が見えてくることもあります。

家族や信頼できる友人に話すことで、自分の気持ちを客観視できます。「怒り」「悲しみ」「寂しさ」など、具体的な感情に名前をつけてみるのも有効です。言語化が難しい場合は、感情カードや感情リストを活用するのもおすすめです。

深呼吸や簡単な瞑想など、心を今ここに戻す習慣もおすすめです。感情に飲み込まれず、「今はこう感じているんだな」と受け止めるだけで気持ちは楽になります。1日5分のマインドフルネスは、イライラの抑制にもつながると言われています。

「嫌い」という感情があるからこそ、相手ときちんと向き合うことが必要です。感情をぶつけるのではなく、冷静に伝えることで、関係の修復が始まります。

会話のタイミングはとても大切です。お互いが落ち着いているとき、数分でも構いません。話し合いは夜ではなく朝がおすすめ。相手の様子を見ながら「今、少しだけ話してもいい?」と声をかけるだけで、受け入れられ方が変わります。

相手を責めず、自分の感情を中心に話すのがポイントです。例えば、「最近ちょっと疲れていて、もう少しだけ手伝ってもらえると助かるな」といったように、自分の状況や願いを穏やかに伝えましょう。指摘や批判に聞こえないよう配慮することで、相手も話を受け入れやすくなります。

「一緒にやっていきたい」という前向きなメッセージを伝えることで、夫も協力的になりやすいです。「どうしたらお互い楽になるか」を考える視点が大切です。また、子どもにとっての理想の親像を共有することも、協力の動機付けになります。

言葉にしづらい時は、LINEやメモでもOK。「困ったときの合図」を決めておくなど、小さな工夫で衝突を減らせます。カレンダーアプリを共有して、家事・育児の担当を可視化するのもおすすめです。

関係改善は大きな変化よりも、小さな一歩の積み重ねです。毎日の生活の中で、少しずつ“夫婦である感覚”を取り戻していきましょう。

食器洗いを一緒にする、お風呂に子どもを入れるなど、シンプルな作業をシェアするだけで連帯感が生まれます。うまくいかなかったときは「次はこうしてみよう」と振り返る習慣も大切です。

「ありがとう」を口に出す、手紙にする、メモに残すなど、感謝を形にすることで、気持ちが伝わりやすくなります。感謝されることで夫も前向きに行動してくれるようになります。

子どもが寝たあとに一緒にお茶を飲む、短い動画を一緒に観るなど、数分でも「ふたりの時間」を持つことで距離が縮まります。外食や映画など、非日常の時間も定期的に取り入れると、夫婦の関係性がリフレッシュされます。

一人で抱え込むのは限界があります。身近な支援機関や専門家の力を借りることも、解決への大切な選択肢です。

各自治体の育児相談や子育て支援センターでは、産後の悩みに寄り添ってくれる窓口があります。無料で気軽に利用できる点も魅力です。予約制の個別相談や、パパママ教室なども利用しましょう。

心療内科や夫婦カウンセリングを利用するのも一つの手です。オンライン対応のカウンセリングも増えており、ハードルは低くなっています。夫婦での受診に抵抗がある場合は、まず一人で相談することも効果的です。

SNSや地域のママサークル、育児コミュニティに参加することで、同じ悩みを共有できる仲間が見つかります。心の支えになること間違いなしです。孤独を感じがちな産後期において、共感のある会話は何よりの救いとなります。

目の前の問題を解決するだけでなく、夫婦としての未来をどう築いていくかも大切です。将来を見据えた行動が、今の関係性を支えてくれます。

「子どもが5歳になったらこうしたいね」など、未来について語ることで、夫婦としての一体感が生まれます。ライフプランや家族旅行の計画を一緒に立てるなど、夢を共有することも関係を強くします。

月1回、振り返りと改善点を話し合う“夫婦ミーティング”を設けると、関係性をメンテナンスできます。話すテーマをあらかじめ決めておくとスムーズです。

ママ自身もリフレッシュする時間を持つことが大切です。趣味や散歩など、自分を大切にすることで心に余裕が生まれます。同様に、夫にも自分の時間を持ってもらうことで、お互いがよりよい状態で関われるようになります。

“旦那が嫌い”と感じるのは、決して異常なことではありません。むしろ、それだけ真剣に向き合っている証です。感情を整理し、冷静に対話し、小さなアクションを積み重ねていくことで、少しずつ関係は改善していきます。一人で抱え込まず、必要であれば支援を受けながら、ふたりで歩み直す選択肢を探ってみてください。産後クライシスは、夫婦が成長するための通過点でもあります。焦らず、無理せず、できるところから始めてみましょう。

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