「旦那=ATM」と割り切る妻たちの本音|割り切る理由とその後のリアル

夫を「ATM」として見る。そんな言葉がネットやSNSで当たり前のように使われる時代になりました。本来、夫婦は人生を共に歩むパートナー。しかし現実には、「生活のために割り切っている」という妻たちの声も多く聞かれます。

この記事では、「旦那=ATM」と割り切る理由、その背景にある社会的・感情的要因、そしてその後のリアルな生活について掘り下げていきます。

アフ子

最近、夫を「ATM」と割り切って暮らす女性が増えています。その背景には、時代や価値観の変化があります。

結婚相手に求めるのは「愛」より「安定」。現代では、経済的な安心感を重視する夫婦が増えています。

物価の上昇、将来不安、子どもの教育費など、現代社会は不安要素だらけです。恋愛感情よりも生活の安定を求めて結婚する人も少なくありません。「お金がすべてではない」と言いつつも、お金がなければ生活は成り立たないという現実があります。

関係が冷え切ると、会話や共感がなくなり、心の距離が生まれます。夫への期待を手放す女性も少なくありません。

長年の結婚生活の中で、性格の不一致、浮気、育児への非協力など、さまざまな出来事が積み重なり、夫婦間に亀裂が入ります。もはや感情を交わす関係ではなくなり、「稼いでくれる存在」として割り切るようになるのです。

ネット上には同じ悩みを共有する女性が多く、割り切りを後押しする環境が整っています。

「うちも同じ」「ATMと思えば気が楽」といった声が飛び交う掲示板やSNS。共感が得られることで、自分の選択が間違っていないと思えるようになります。孤独を感じずに済む反面、問題解決を遠ざけてしまう危険も。

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妻が夫を「ATM」と感じるようになるには、いくつか共通する特徴があります。代表的なパターンを見ていきましょう。

夫婦間の会話が減り、意思疎通ができていない状態。LINEは業務連絡のみ、顔を合わせても話すことがないと感じる家庭もあります。

「今日どんな一日だった?」という何気ない会話が消え、「明日の予定は?」という事務連絡だけに。心の距離はどんどん広がります。

育児や家事には非協力的で、仕事さえしていれば役割を果たしていると思っている夫も多いもの。

家の中ではソファに寝転がるだけ。子どもの行事も「仕事だから」と不参加。そんな姿に、妻はやがて“諦め”と“割り切り”を覚えるようになります。

「ありがとう」「お疲れさま」といった言葉がない日々。記念日やイベントにも無関心な夫は、妻の気持ちを徐々に冷やしてしまいます。

愛情は言葉や態度で育まれるもの。何もしない、何も言わない夫に対して、妻は「この人に期待しても無駄」と感じていきます。

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割り切ることで楽になる面もあれば、逆に辛くなることも。実際にどんな変化があるのかを紹介します。

期待しないことでイライラや怒りが減り、気持ちは落ち着きます。しかしその反面、「何のために一緒にいるのか?」という虚無感に襲われる人も少なくありません。

生活は安定していても、心は満たされない。「心が死んでいる感じ」という言葉がぴったりの状態になる人もいます。

心が離れたまま関係を続けると、「仮面夫婦」として表面的なつながりだけが残ります。中には、浮気や別居を選ぶ人も出てきます。

会話もスキンシップもない家庭。外に癒しを求めて浮気する、距離を取るために別居するなど、次のステージに進む夫婦も多く見られます。

「このままではダメ」と離婚を決断する女性もいれば、「生活が成り立たない」「子どもがいるから」と現状を続ける人もいます。

離婚後の生活費や子育ての負担、世間体などを考えると、現実的に離婚を選べない人も少なくありません。だからこそ、割り切るという選択がされているのです。

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夫をATMと見る生き方が本当に幸せなのか、あらためて立ち止まって考えてみることも大切です。

お金だけでは得られない、心の満足。信頼や会話、思いやりが、幸せな関係には必要不可欠です。

「ATM扱いしてるけど、本当は分かり合いたい」——そんな本音を抱えている人も多いのではないでしょうか。

両親の関係性は、子どもの情緒や価値観に大きく影響します。冷えた家庭環境は、子どもにとっても不安要素になります。

「パパとママって仲良くないの?」と子どもが感じたとき、それは心に傷として残るかもしれません。

すれ違いが続いていても、改善できる可能性はゼロではありません。対話やカウンセリングを通じて関係を見直すことも選択肢のひとつです。

心を閉じる前に、少しだけ開いてみる。小さな一歩が大きな変化を生むこともあります。

「旦那=ATM」という考え方は、多くの女性にとって現実的な選択肢となっています。特に、子育て中や専業主婦で収入がない場合、経済的な安定を最優先するのは当然のことでしょう。割り切って生活することで、自分や家族の生活を守れるなら、それはある意味で立派な“戦略”とも言えます。

とはいえ、その割り切りが長期的に心の負担になっていないか、一度立ち止まって見つめ直すことも大切です。割り切ることは悪いことではありませんが、それによって自分自身の感情や幸せを見失ってしまえば、本末転倒です。

夫婦関係が冷めきっていても、「本当は分かり合いたい」「かつてのように信頼したい」という気持ちが残っているなら、それを無視せず大切にしてほしいのです。小さなきっかけ一つで関係が変わることもあります。たとえば、感謝の言葉を伝える、たった数分でも対話の時間を持つなど、できることから始めてみましょう。

また、今後の人生設計を考えるうえでも、「自分はこのままの生活で満足なのか?」「将来どうありたいのか?」という視点はとても重要です。子育てが落ち着いたとき、自分の人生に何が残っているのかを想像してみてください。

アフ子

最後に自分の気持ちを5個のチェックリストで確認してみましょう。

自分の気持ちを確認するチェックリスト

・「今の生活に満足している」と本音で言えるか?

・夫に対して何かしらの感情(期待・失望・愛情)が残っているか?

・経済的に自立したら、今の生活を続けたいと思うか?

・子どもに今の家庭の雰囲気をどう感じてほしいか?

・将来、自分が後悔しないと思える選択をしているか?

もしこの中に引っかかる問いがあるなら、今の状況を少しだけ見直してみても良いかもしれません。

人生は一度きり。夫婦の形も、幸せの形も、人それぞれでいいのです。「ATM」という言葉の裏にある自分の本音に気づいたとき、きっと何かが変わり始めるはずです。

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Afternoon.編集部

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